胸を打つ歌詞、透明感あるハイトーンボイスで幅広い層のファンから支持を得るシンガーソングライター・さかいゆうが、12月3日(土)に放送されたラジオ番組『さかいゆうのオールナイトニッポンR』の中で、ニューシングル「再燃SHOW」と、現在全国ツアー中の「POP TO THE WORLD」について語った。
高知県出身で、ピアノ弾き語りシンガーソングライターのさかいは、18歳の時に亡くした友人の夢を受け継ぐ形で音楽をはじめ、20歳で上京。22歳の時に単身LAへ渡り、そこからピアノを学び始め、30歳でメジャーデビュー。25歳を超えたらバックミュージシャンや、コーラスに切り替えていくのが普通といわれる業界で、30歳でメジャーデビューしたのは、さかいの他にスガシカオしかいない。自身も「当時、メジャーデビューは諦めていた」と話すが、デビュー・シングル「ストーリー」で、ほぼ全国の放送局のパワープレイを獲得し、前人未到の新記録達成となる。
先月発売された7枚目のシングル『再燃SHOW』は映画『幸福のアリバイピクチャー』の主題歌で、完全書下ろしの曲。さかいは番組内で下記のように語った。
このお話を頂いた後に、映画を観させていただいて。もう映画を観られた方、これから観られる方とかもいらっしゃると思うので、あまり詳しくは言えないんですけど。見られた方は分かると思うんですけれど、主題歌、これ、難しいでしょ~!色々なストーリーがありますから。これだけで主題歌5曲くらい出来ちゃいそうなんですけど。最後にエンドロールで流れるなら自分だったらこういう曲が良いかなって思って、作らさせていただきましたね。
映画全体から僕がキャッチしたメッセージは、人間の弱さとかカッコ悪さとか。そういうところが好きになるような映画だったと思います。なので、何度転んでも燃えるというか、立ち上がる。そういう、さかいゆうとしては応援ソングを今まであんまり作ってこなかったんで。自分と映画との間だけで、色々考えて書き下ろさせていただきました。
(映画『幸福のアリバイピクチャー』)は、もう本当に一人一人がいい意味で濃い!めちゃくちゃ演劇を見ているような濃さがあって、舞台を見ているような気になったりしました。なので、かなり一人一人のキャラクターがめちゃくちゃ強かったので、最後の自分の役目は何だって思って。アップテンポで上げるっていうのもちょっと違うし。バラードで泣かせるのも、ちょっと違うなー、曲が浮いちゃうなーって思って。
自分の曲が、みかんのシャーベットみたいな感じになるといいなって思って。結構たっぷりな映画だったので、あえて熱いメッセージをサラっと、このハイトーンボイスを生かしてやったわけですよ。
『再燃SHOW』はライブでもハイライトに歌われているそうで、「この曲のために全国ツアーPOP TO THE WORLDがあるといってもいい」と話す。
2016年二回目の全国ツアー『POP TO THE WORLD』は、一回目のツアーに変化を加えて新たなコンセプトになっているという。これまで「究極のJポップ」「最強のJポップスバンド」を求め、腕利きのミュージシャンを集めてこれ以上にないレベルのJポップを追及してきたさかい。
今回、そこからガラリとスタイルを変え、ヒップホップやファンクしか経験がないミュージシャン、叩けば全てグルーヴィー&ファンキーになるドラマー、イスタンブールへ修行しに行ったギタリストなど規格外のアーティストを呼び寄せ、Jポップスとは異なる"さかいゆうバンド"を作り上げたという。
新たな扉を開き続けるさかいゆうの『LIVE “POP TO THE WORLD” SPECIAL』は12月21日(水)NHK大阪ホール、12月25日(日)中野サンプラザで行われる。「クリスマスの帽子やサンタのひげを着けるタイプではないけれど……クリスマスど真ん中だし、クリスマスを楽しめる何かを仕込もうと考えている。僕のライブは寂しい人も寂しくない人も暖かく、恋人・家族・男同士でも俺がまとめて暖めてあげるから!! 遊びに来てください」と話した。
新曲やツアーへの想い、「クリスマス・イブ/山下達郎~さかいゆうアレンジVer.~」と「ジャスミン/さかいゆう」のスタジオ生演奏を披露したこの日の放送は、radikoタイムフリーサービスで聴くことができる。
<期間限定!radikoタイムフリーで聴く>
番組タイトル:ニッポン放送『さかいゆうのオールナイトニッポンR』
放送日時:2016年12月3日(土)27時~28時30分
パーソナリティ:さかいゆう
URL:http://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20161204030000
さかいゆう公式HP:http://www.office-augusta.com/sakaiyu/