70歳7ヵ月で大統領に就任するトランプ老人!ブレーキとアクセスを踏み間違えて大暴走!?【やじうま好奇心】

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今週のやじうま好奇心は特集企画『トランプ新政権で何かが起きる!ニッポンはド~ナルド!?』
トランプ新政権誕生で世界情勢はどう変わって行くのか?様々なジャンルの専門家の方をお招きして、ズバリお伺いしています!

「カラー」「トランプのアメリカ」-「帝国」利害、外交影響か- ニューヨーク・タイムズ紙の本社ロビーを歩くトランプ次期米大統領=22日(ゲッティ=共同)

ニューヨーク・タイムズ紙の本社ロビーを歩くトランプ次期米大統領=2016/11/22 写真提供:共同通信社

高嶋)初日のテーマは「トランプバブルはいつまで続くのか?」経済評論家の杉村富雄さんです、おはようございます!
当初、トランプさんが勝ったら、アメリカ経済ひっちゃかめっちゃかになると言われていましたが、杉村さんの読みはいかがでしたか?

杉村)専門家の人達はトランプ・ショックが起こると主張していたが、私は違う。ヒラリー・クリントンではもっと混乱すると予測、“トランプ大統領”歓迎相場が始まる、と思ってました。
そもそも大統領選挙中のトランプの経済政策を聞いていればわかる。トランプの政策はニューディール政策(1933年)、レーガノミクス(1981年)そして本国投資法(2005年)をミックスしたようなもので財政出動&減税の効果はある。
冗談のように思われるけど、ニューディール政策の1933年、レーガノミクスの1981年、そして本国投資法は2005年。
そして大統領に就任する来年は「酉年」。あの人は酉年に向けて、これまでの酉年のいい政策をすべてもってきたわけです!

高嶋)(笑)このトランプバブル、いつまで続きますか?

杉村)新政権が発足する来年1月20日に、とりあえずピークアウト。そのあと100日がハネムーン期間(※マスコミが意地悪を言わない期間)で、高値時雨(※ぐずつくこと)が続く。そしていよいよ、トランプ政権が行う政策を見て判断する相場に変わるようになる。

高嶋)その時、何が起きるんですか?

杉村)1981年のレーガノミクスの時は、ベトナム戦争で疲弊してアメリカ人が誇りも自信も失っていた。当時は、高金利、高インフレ、高失業。
でも今は、低金利、低インフレ、低失業。真逆なんです。なのにトランプはエンジンを吹かせちゃうんです。本来はブレーキを踏むべきところで、アクセルを踏んじゃう。暴走ですよ。70歳7ヵ月で就任したトランプ老人の大暴走です。イノベーションバルブが起きる。バブルは必ず破裂する。

高嶋)日本への影響はどうなんですか?

杉村)当面はいい。ただトランプが反自由貿易主義的な、アメリカファーストを打ち出すと、危ない。でも、まあそれはアメリカの議会が止めます。4,000人の共和党系スタッフが止めます。トランプ1枚では、ババ抜きはできないんです!

高嶋)(笑)杉村さん、たとえが面白いですね。

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杉村富雄

杉村富雄 経済評論家。大正大学客員教授。個人投資家応援団長。
1949年熊本生まれ。明治大学法学部卒業。軽妙な語り口と分かりやすい経済・市場分析、鋭い株価分析には定評がある。「個人投資家サイドに立つ」ことをモットーに精力的な活動を続けており、兜町における有望株発掘の第一人者といわれ、数々のヒット銘柄を輩出している。金融、経済界に強力なネットワークを持ち、情報の正確さ、豊富さでは他を圧倒している。
ラジオNIKKEI『ザ・マネー』(毎週水曜日午後3時10分より)出演中。株式講演会も好評を得ており、全国各地に"杉村ファン"がいる。
主な著書に『株の「トリプル投資」作戦』『さらっと短期売り抜け株、がっちり長期保有株の見抜き方』『株長者が絶対にハズさない「売り」「買い」サインはこれだ!』『あなたも株長者になれる39の秘訣』(ビジネス社)、『これから10年株で「1億」つくる!』『これから5年株は「買い」で決まり!!』(すばる舎)、『[入門]"株"のしくみ』(日本実業出版社)、『株式入門講座』(実業之日本社)など多数。著書は100冊を超える

12月12日(月) 高嶋ひでたけのあさラジ!三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より

今週のあさラジはトランプ新政権で世界が動く!何かが起きる!ニッポンはド~ナルド!?

次期アメリカ大統領にドナルド・トランプ氏に決まり、早くも国内外にその存在をアピールし始めています。
その存在は、これからの世界各国に大きな影響を与えるのは間違えありません。
果たして世界情勢はどう変わるのか、そして私たち日本、そして生活にどのような影響を与えるのか?専門家がズバリ解説する1週間!

スペシャルコメンテーターにトランプ氏当選をいち早く宣言していた木村太郎さんが登場。日米関係を中心に鋭く分析!
そしてまもなく開催される日露首脳会談。北方領土問題をはじめ今後、日本とロシアの関係は如何に?「外務省のラスプーチン」元外務省主任分析官で現在作家の佐藤優がまさしく“今”の日露関係を分析解説。
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