レンジャーズのダルビッシュが、昨日13日、自身のSNSを更新。「今日はイチローさんの所におじゃまして-」と、カブスからFAとなった川崎宗則とともに、トレーニングを行ったことを報告しています。
来シーズンに備え11月からすでにトレーニングをスタートさせているイチロー。マーリンズとはシーズン終了後の10月、早々と年俸200万ドル(約2億円)で2017年の契約を更新しました。
サムソン社長が、「私に50歳までプレーしたい、と言っていた」と語るなど、レジェンドの道を歩んでいます。しかしながら、球団幹部は一様にイチローの存在を別格としてみなしていますが、編成の権限はフロントにあるとしても、選手起用はドン・マッティングリー監督の領域。今年5月、5試合連続スタメン出場した際のデータを重視。
「最初の3試合で、10本のヒットを打った。これはすごい。だけど、次の2試合では全くヒットが出ていない」
遠回しですが、出場が今季同様か、それより少なくなることを示唆しています。
でも、見返したい。もっと、できる。それを証明するための異例の早期スタートとなったのではないでしょうか。
45歳のイチローがスタメンへ名を連ねれば、世界的なニュースになる。日本から渡米する人も少なくありません。商売上手として全米でも指折りのマーリンズ。選手の年俸を抑えて毎年、分配金などをガッチリと手に入れており、経常利益は常にトップクラスです。人気の面からもマーリンズにとってイチローは特別な存在です。
また、イチローのこの早い始動は、来年3月のWBC出場を視野に入れているのかもしれません。今夏は、サムライジャパンの小久保監督が渡米して、イチローと会談。着々と世界一奪回へ足場を固めています。
過去、イチローが故障者リストへ入ったのは、09年WBC後、胃潰瘍でわずか1度だけ。2017年はWBCで優勝して、なおかつ故障なく試合に出場し、ぜひ50歳まで現役を続けていっていただきたいものです。
12月14日(水) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」