グランプリシリーズファイナルが8日、フランス・マルセイユで開幕しました。
思うようにいかない女子とは対照的に、男子は王者の羽生結弦、そして、その次を狙う宇野昌磨選手がどんな演技をするのか、本当に楽しみです。
とりわけ、男子は4回転の百花繚乱という状況。今年、4月。国際スケート連盟公認大会で、宇野が難度の高い4回転フリップを史上初めて成功させ、一躍、世界的なビッグネームになりました。
5回転、6回転と、仮にどんな離れ業を披露しようが、連盟が認めていなければ、得点にはなりません。もっかは4回転まで。それも公認大会の演技に限定されます。
フィギュア王国ともいえる愛知県名古屋市出身。宇野がスケートを始めたのは5歳からです。それも、浅田真央から、「一緒にやらない」と誘われたというラッキーボーイ。
本格的にフィギュアスケートをするためには、とにかくお金がかかる。小学生でも月に20から50万円の出費を覚悟しなければなりません。シューズひとつにしても、遊びならば、2-3万円程度ですが、競技をするためには、30万円もする物を選択しなければなりません。宇野のお父さんはIT関連会社の社長さん。上り調子の会社でないとなかなか息子にこれほどまでのお金はつぎ込めないでしょう。
偏食傾向で、野菜が大の苦手という宇野。代表合宿でも、ほとんど野菜を口にせず、焼き肉が大好物。でも、太ったらアウトの世界だけに、なるべく脂質の少ないところを口にするそうです。
性格は人見知り。生意気ということではないけれども、実に無口。しかし、なんとなく愛嬌を感じさせるところがあり、羽生を筆頭にして、各国の選手からかわいがられて、いじられる。こういうところが得をしているようです。
宇野の唯一の悩みは「身長が伸びない」ということ。公称159センチは18歳にしては少し小さいかもしれませんが、急に成長するとジャンプに悪影響を及ぼすリスクもあります。小柄で通すということもいいのかもしれません。
羽生結弦選手は宇野昌磨に対してどんな思いを抱いているのでしょうか。
12月7日(水) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」