男子プロバスケットボールリーグ・Bリーグ。
B1は各チームが残り20試合少々となり。いよいよ勝負所に差し掛かりました。
各地区でチャンピオンシップ進出争いにしのぎを削る中、中地区で独走状態なのが川崎ブレイブサンダース。
3/6(月)現在、35勝6敗で実に勝率8割5分4厘、B1・18チームで最も高い勝率を誇ります。
今回はBリーグで今最も勝っているチーム・川崎ブレイブサンダースから男子日本代表・AKATSUKI FIVE(アカツキファイブ)にも選ばれている永吉佑也選手にお話を伺いました。
「こんにちは!よろしくお願いします!」
爽やかな声が響いたインタビュー室に練習を終え、汗をびっしょりかいた198cmと長身の永吉選手が現れました。
挨拶もそこそこに、永吉選手は開口一番「僕はニッポン放送のボイス(ザ・ボイス そこまで言うか!)を良く聞いていましたよ~。青山繁春さん(コメンテーターで2016年10月までレギュラー出演、現・参議院議員)が次どんなこと言うんだろうって、いつも楽しみで…」と突然ニッポン放送リスナーであることを告白!
とてもビックリしましたが、本当にありがたいお話です。
川崎ブレイブサンダースは昨季、NBLでプレーオフを制しチャンピオンとなりました。
Bリーグとなり「会場の雰囲気が全然違いますね。」と変化を感じた永吉選手は「去年までは(チームを運営していた東芝の)従業員の方が多く応援に来てくれていましたが、今年、川崎市のチームとなって従業員の方々はもちろん、川崎のスポーツが好きな市民の方も多く来てくれるようになりました」と新しいブースター(ファン)の存在を確認するとともに「多くの人が来てくれて、何回も見に来てくれている人がいると思うと、(PR活動が)実を結んでいると感じています」とプロ選手として行った試合のPR活動の成果も実感していました。
何といってもBリーグは「地域密着」が発展のキーワードのひとつ。
すでにスポーツが大好きな川崎市民の心をグッとつかんでいる川崎ブレイブサンダースですが
「川崎市民と一体となったクラブを目指す」
「地域に根差した活動、青少年の育成に寄与する」
「バスケットボールを通じて地域社会を活性化させる」
というクラブのビジョンを推進する決意表明として先月末、ステートメントコピー「KAWASAKI HEART」を決定、発表しました。
コピーは選手やスタッフなどの投票で決定され、実際このコピーに投票した永吉選手も「ハートマークは他にあまり無いですし、色々な人に印象付けてもらえるかなって。川崎独自のマークって感じもしますし、川崎しかやっていない!というものが好きなので」とまさにハートに胸を打たれ選んだ心境を明かしてくれました。
「川崎の心」「川崎への思い」「川崎の名前を背負って戦う誇り」が込められたこの「KAWASAKI HEART」。
地域に根ざした活動のひとつとして2月下旬、川崎の小学生6年生に「ふれあいスポーツ教室」でバスケットボールの授業を行った永吉選手は
「プロの選手が目の前でバスケットを教えてくれたら一生(思い出に)残るんじゃないかなと思うし、長い目で見たときにブレイブサンダースも(Jリーグの)フロンターレみたいに、どんどん大きくなっていけると思います。そういう意味でも、子供達とはどんどん触れ合っていきたいです。」と目を輝かせていました。
交流した小学生がアリーナに来て、いつかブレイブサンダースの選手になったら…「KAWASAKI HEART」から膨らむ夢は無限大です。
永吉佑也選手のポジションはPF=パワーフォワード。もしくはC=センター。
攻守にわたり体を張って相手選手と激しくぶつかる、接触がとても多いポジションですがそこからは想像つかない趣味=なんと「ヨガ」にハマっているそうです。
「きのうも2時間、夜(ヨガを)したっすよ。ヨガの話をしたら止まらないですよ(笑)」と永吉選手の表情が更に生き生きしてきました。
198cmのプロバスケットボール選手の趣味が「ヨガ」…ちょっと想像がつきません(笑)。
詳しく伺ってみると、永吉選手とヨガとの出会いは青山学院大学時代に遡るそうです。
「当時、トレーニングセンターのスタッフの方にプレーのぎこちない動きを指摘されたんです。そこで体の硬さや体幹、バランスを総合的に良くしてくれるトレーニングとしてヨガを勧められましたね。」
それ以来、トレーニングセンターのヨガのクラスに通い始め、社会人になってもジムに通うほど。永吉選手にとってヨガはトレーニングから趣味へと変わっていきます。
今では「知り合いの人に教わったり、動画サイトで勉強したりして、リラックスした音楽かけながら、豆電球とか間接照明もつけて一人でやります。夜なかなか眠れない時もやりますね。ヨガをやった翌日は体も軽く感じて効果を感じているので、これからもずっとやっていくと思いますよ。」
チームでも日本代表でも、時には外国人選手にも互角に渡り合う強靭なフィジカル。
そのどこかに「ヨガ効果」もあるのかもしれませんね。
まだ、プロバスケットボールを生で見たことのない方に向けて永吉選手に川崎ブレイブサンダースの試合のアピールをお願いすると…
「うちの一番のポイントは“得点シーンが沢山見られること”だと思います。一番得点をとって、勝っているチームですから。」とスタッツ(結果・データ)を引用しつつ「実際にバスケットってシュートが決まるのが一番楽しいことだと思うし、ほかのスポーツに比べても沢山得点が入ります。うちのチームの試合を見ればきっと夢中になってくれるはずです。」と自信たっぷりに話してくれました。確かに3/6(月)時点では18チームナンバーワンの勝率.854と3469得点を誇る川崎ブレイブサンダース。
相手にとっては脅威でも、応援する側にとってこれほど頼もしいチームはありません。
チームが勝つ楽しさを、シュートが決まる喜びを味わいにホーム・とどろきアリーナでぜひ観戦してみてはいかがでしょうか?
ご紹介した「KAWASAKI HEART」を具現化する活動としてクラブはゲーム観戦を一層楽しめる企画にも、どんどん力を入れています。
今週3/10(金)の京都ハンナリーズ戦では永吉選手も「良いなぁ…」と羨望の眼差しを向けていた数量限定の「ビール飲み放題付きチケット」を販売中です。
永吉選手は「飲み放題でも、飲むヒマを与えないくらい夢中になる展開にします!」と意気込んでいましたが、仕事帰りにビールとバスケットボール。居酒屋さんやバーとはまた違った体験ができるのは間違いありません!でも飲み過ぎにはご注意くださいね。
週末の10(金)・11(土)はとどろきアリーナにて京都ハンナリーズを迎えたホーム2連戦が行われます。
川崎ブレイブサンダース vs 京都ハンナリーズ
開催日:3/10(金)19時~、11(日)15時~
会場:川崎市とどろきアリーナ(JRほか武蔵小杉駅から各バスで8分「とどろきアリーナ前」で下車徒歩5分、JR武蔵中原駅から徒歩15分)
チケット:https://www.bleague-ticket.jp/index
川崎ブレイブサンダース:https://kawasaki-bravethunders.com/
Twitter:https://twitter.com/brave_thunders
Facebook:https://www.facebook.com/bravethunders/
そしてプレゼントのお知らせです。
4/8(土)17時Tip off予定のとどろきアリーナで行われる川崎ブレイブサンダース 対 三遠ネオフェニックスのチケットを10組20名様にプレゼントします。
ぜひ生でB・リーグ、川崎ブレイブサンダースを体験してください!
ご希望の方は present@1242.com まで、住所・氏名・年齢・電話番号を明記の上、
題名に『Bリーグ観戦チケット応募の件』とつけてお申し込み下さい。
締め切りは2017年3月17日(金)午前12時までです。
次回は3/8(水)の16:30更新予定。
引き続き、川崎ブレイブサンダースの永吉佑也選手にはバスケットボールとの出会い、週末の京都戦についてお話を伺います。
後編【初代王者へ不可欠なビックマン 川崎ブレイブサンダース・永吉佑也選手インタビューその② 清水久嗣のB.LEAGUEレポート!】はこちら>
(清水久嗣)