3/14(火)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!④
稲田防衛大臣、国会で矛盾発言
7:17~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター富坂聰(拓殖大学教授・ジャーナリスト)
稲田防衛大臣が、2004年、籠池泰典氏が当時理事を務めていた、大阪市の学校法人森友学園が起こした民事裁判の法廷に、原告側が代理人弁護士として出廷した裁判所の記録があることが分かりました。稲田大臣は、籠池氏の意見を受注し、裁判を行ったこともないと国会で答弁していて、これと矛盾する形です。
森友学園の裁判の訴状に稲田防衛大臣の名前が記載
森田)問題となっているのは、籠池理事長が理事だった頃なのですが、森友学園が2004年の10月に、大阪地方裁判所に提訴しました、淀川区の土地と建物の抵当権抹消の登記を請求する裁判で、訴状の原告訴訟代理人に、稲田防衛大臣と、ご主人の龍二氏、それからもうひとり。あわせて3人の弁護士の名前が記されていました。また大阪地裁が作った2004年12月の第一回口頭弁論の調書には、龍二氏を除く、稲田防衛大臣等2人の名前が、”出頭した当事者”として記載されていたのです。
ですが、稲田防衛大臣は昨日の参議院予算委員会で次のように答弁しています。稲田(録音)法律相談に乗ったこともなければ、事件を受任し、顧問弁護士だったということもありません。
野党(録音)防衛大臣の名前が入った裁判所に提出した書類が公開されいるようですが……
稲田(録音)相談を受けたことも、裁判を行ったことも、無いということでございます。
森田)こういう答弁をしまして、野党側は、国会答弁と180度違う内容の書類が出てきているではないかという風に反発しております。
一方、近畿財務局は森友学園の小学校について、校舎を解体、撤去して土地を返還する様に学園側に求める通知を出しました。また、国土交通省は学園側で支払った補助金およそ5600万円の返還を求める方針で固まっています。
それから自民党の大阪府議団は昨日の午前中に、大阪府議会への参考人招致に応じるという意向を示していた籠池理事長が一転して、応じない意向を示したと午後になって説明しています。高嶋)昨日のNHKの世論調査だと、安倍内閣の支持率、随分と下がりましたね。51%で、不支持が8%も入って。やはりいろいろと影響していますよね。稲田さんは「ここ10年は付き合いはない」と。ということは、前はあったと。
富坂)しかも本人は凄く関係を匂わせるようなこと言いました。「2年くらい前にある会合で~」などと言っていますからね。だからそういうのを並べていくと、ハッキリ、サッと言った方が良いのでは? と思いました。拡大再生産しているような気がしてならないですね。
高嶋)一緒にしてはいけないけれど南スーダンの問題とかね。何だか妙なところではぐらかすのですよ。「ちゃんと言えばいいじゃん」というところでね。いわゆる、表向きを重んじて。「あのときはこう言ったけれど、実は○○で、本音のところは××で、自衛隊を引き上げるのです」と言えば、国民は納得するのではないですか?
富坂)そうほうが多分、最小限の傷ですむでしょうね。ただ、私も少し引っかかるのが、やはりこういう風になってくると、急に距離を置く感じはありますよね。「いや、実はあの人とは関係ないよ?」みたいな。でも、それまで少なくとも、10年前までは付き合いがあったというね。公の場では切らないといけない交友関係を持っているというところとか。それからやはり大臣になったら出来ないことを日頃やっているとか、そういうのが政治家としてどうなのかなという風には思いますけどね。
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