3/20(月・祝)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!②
森友学園問題 寄付問題は言いがかりか?
7:02~ひでたけのニュースガツンと言わせて!:コメンテーター須田慎一郎(ジャーナリスト)
証人喚問にGoサイン~官邸サイドは自信あり?
高嶋)まず森友問題で、23日に籠池さんの証人喚問ということになりましたけれど。参考人招致であれだけ嫌がっていた自民公明がなぜ急に証人喚問ということになったのでしょうか?
須田)この問題が尾を引いてくると、やはり支持率が下がってきて政権の求心力が失われるということもありますし、安倍さんに対する直接的な疑惑、例の“100万円寄付問題”ですね。もう看過できないと。しかも官邸サイドは相当自信を持っている様ですね。安倍昭恵夫人が100万円の寄付を行っていない、ということに関して、相当な自信を持っているからこそ、証人喚問にGOサインが出せる。
高嶋)まあ、罰則が非常に厳しい証人喚問で、いわゆる安倍さんの寄付100万円などは、まったくの言いがかりだと。明らかであるから、その嘘を堂々と暴こう、というようなことですかね?
土地問題解明の大きなポイント高嶋)この根本にある、例の土地の問題ですけれどね、これはどういう風に落とし前をつけるのかがまだ見えていないのですね。
須田)まさに仰るとおりです。私が思うに、この証人喚問でおそらく100万円寄付問題に焦点が大きく当たって、そこで丁々発止が行われるのでしょうけれども、本当に重要な問題というのは、例の「豊中の土地がなぜあれだけ格安で。実質200万円という安値で売却されたのか? その売却にあたってどのような決断が働いたのか?」それを解明するのが一番重要なポイントだと思いますよ。
高嶋)もう財務省は組織を挙げて味方をしてね。
須田)もう「安く売ろう、安く売ろう!」ということをやったわけですからね。私は先週末に、この豊中の土地を持っていたというか住んでいた地権者の方に話を聞いてくることができたのですよ。例の土地は157人の住民がいた、住宅街がたくさん集まっているところだった。ところが、騒音問題及び阪神淡路大震災で大きな被害を受けたところで、防災対策上、その土地を国が全部買い取ろうということになったのです。防災対策ですから、地権者の方も「じゃあ売りましょう」ということになった。それなら残った土地はどうするのかというと、計画としては1999年に、豊中市がそれを国から買い取って、公園に整備しようと。そういうことになっていたのですよ。豊中は土地を半分“しか”買えなかったのですよ。値段が高くて。ほぼ同じ様な土地を14億300万で買っているのです。
高嶋)地権者の方がそう言っている?
須田)はい。ところが、もう半分はどうだったのかというと、先ほど申し上げたとおり、実質200万ですよ。明らかにこの差は何だろうか、と。加えて、地権者の方が自信満々に言うには、「あの下にはそんなに大量の産業廃棄物、生活ゴミなんか埋まっちゃいない!」と。ハッキリ言っているのですよ。
高嶋)その理由は?
須田)もともと彼らが引っ越してくる前は、田圃や畑だったのです。そこに陥没しないように基礎を打って、さらにそれを取り壊して搬出して、そして移転しました、更地になりました、と。ということは、籠池さんが瑞穂の國記念學院を建てるという、あそこを8億もですね、最初ゴミを安く無くす手段として、そんなに無かったんですね。8億なんかとんでもないと。ですから安く売るための、双方何らかの合意、というのですかね
野党議員に飛び火する可能性も?高嶋)須田さんは忖度説をとりますか?
須田)忖度説ですね。ですから決定したのは財務省の、出先機関、近畿財務局。しかも現場に立ち寄っているのは、地元採用のノンキャリアなのですよ。地域で生活してきた人たちなのです。日本会議という大きな団体もバックについている、といったらですね。「自分がここで、さじ加減一つでは、自分の立場が危うくなるんじゃないか?」みたいなことを役人は十分考えますよ。
高嶋)私はいつも思うのですが、安倍さんとかが渡米している横でね、腕組みして、麻生さんがね。財務省のトップでしょう? 副総理兼財務大臣。何で野党議員は麻生さんに聞かないのですかね?
須田)まあ、これは麻生さんに聞くと、真相が明らかになった場合、もしかしたら自分たちに、つまり野党議員に火の粉が掛かってくる可能性もあるのでは、と考えている人たちもいるんじゃないかと思いますね。
高嶋)まだ根は深いということですね。
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