1軍よりも2軍が話題に。今日6日のソフトバンクが、まさにそれでしょう。ウエスタンのオリックス戦で松坂が先発予定。天気予報の雨が気になるところですが、試合が行われれば、満員の観客を集めることになる。加えて、6年ぶりに国内復帰した、人気者の川崎がいます。
3月29日朝―。
「朝起きた時、君はクビだというメールがあった」
と、カブスを自由契約になったそうです。日本とは対照的に実にサッパリしたもの。これが米国流。
「さて、どうしようかな、と思っていた時、ホークスから連絡があった」
と入団の経緯を振り返っています。
「イチローさんと野球をしたい」という夢に向かって走りだし、2012年、マリナーズとマイナー契約してその夢が実現しました。しかし、ここから常にギリギリの状況に置かれていきます。
「マイナーをハンバーガーリーグと言うけど、とんでもない。わっ、今日はハンバーガーだ。そういうところ。アメリカに行ってストレスがぼくを強くしました」。
へこたれない。あきらめない。川崎の前向きな姿に、アメリカのファンも共感を呼びました。もちろん、声援には感謝していますが、それ以上に「身勝手なオヤジについてきてくれた、家族には頭が下がる」。
4月1日の入団会見。ネット上には、エイプリルフールという書き込みがたくさん見られましたが、復帰は本当でした。
「1年契約で、9,000万円。いっぱいもらえる。うれしいことです。18年間、複数年契約をしたことがない。だから、やり方をしりません」
と自ら語ってしまうところが、いかにも川崎らしい。同じメジャー復帰組とはいうものの、松坂とは条件が違い過ぎる。ここが見る立場になれば、より興味をそそられるところ。
ショートに今宮、2塁には本多という名手がいるだけに、現況ではポジションがなし。ただ、まったく本人は意に介さない。
「ピッチャーをやれ、と言われてもできる。監督から好きなように使ってもらいたい。どこをやれと言われても、イエス」。
会見翌日の初練習でしは用具が間に合わず、高校生のように自前のユニホームでグラウンドへ。胸には、「宗りん」とマジックでイチローが手書きした、とっておきのアイテムで参加しました。
川崎宗則選手、今日は2軍での出場です。
4月6日(木) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」