ロシアW杯だけは絶対に出場したい!ACミランFW・本田圭佑(30歳) スポーツ人間模様

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6月30日に所属しているイタリアのACミランとの契約満了を迎える本田の周辺が騒がしくなってきました。本田は21日に出場したボローニア戦でゴールを決め、ホーム最終戦を飾っています。

Keisuke Honda,本田圭佑

epa05978990 Ac Milan' forward Keisuke Honda (2nd R) celebrates after scoring during the Italian serie A soccer match between Ac Milan and Bologna Fc at Giuseppe Meazza stadium in Milan, 21 May 2017. EPA/MATTEO BAZZI 写真提供:時事通信

2013年12月、鳴り物入りで入団。ところが、それからが試練の連続でした。特にここ2シーズンは、出場機会がゲキ減。2年間でわずか2ゴールをあげただけです。関係者の多くが、

「10番さえつけなかったら、もっと評価が変わっていただろう」

と言います。それだけエースナンバーは、重かったということでしょう。

本田はホーム最終戦の直後、自身のツイッターで、「すぐに会える日が来る」とファンへのメッセージを発信しました。ミランを退団するものの、来シーズンから、またヨーロッパでプレーすることを示唆しています。

チーム内では、変わり者という評判は、最後まで変わらなかった。誰よりもはやく練習場へ足を運び、準備を整えて、終わった後も居残りで練習を続ける。イタリア人からすれば、本田の生まじめさは、まさにクレイジー。加えて、移動の際などは、スーツでビシッと決める。全くスキがない。近づきづらいムードがあったそうです。

イタリア語が苦手なため、意思の疎通ができなない。さらに、「マーケティングマン」ともいわれたように、自分の給料は自分で-というスタイルが、本田らしさの源。チームには複数の日本企業がスポンサーへ加わり、決してマイナスになることはありませんでした。

シーズン中から、本田側へは、移籍のオファーが複数あったようです。でも、心からミランを愛していた本田はそれらを断り、じっとベンチで耐えていました。ところが、契約満了となり、移籍先を探さなければなりません。中東や中国からのオファーはすでに断り、一時はアメリカのシアトルへの移籍が有力視されたものの、どうやら、日本代表のハリルホジッチ監督から、「ヨーロッパでプレーしたほうがいい」とアドバイスを受けた模様です。

Jリーグで獲得を熱望する神戸、鳥栖加入の可能性もありますが、移籍金が発生しないことから、本田側は年俸5億円以上という強気の姿勢です。スペインのレバンテなども候補へ入っているそうですが、5億円となるとビッグクラブ以外にリスクはおかせません。

日本時間29日、ミランはリーグ最終戦を行います。その後、帰国して25日、メンバーが発表される日本代表へ合流することになるでしょう。本田も、

「ロシアワールドカップだけは絶対に出場したい」

と意欲的です。

6月7日、シリアとの強化試合、13日のワールドカップアジア最終予選のイラク戦は、自身のショーケース。果たして、5億円のパフォーマンスをできるかどうか、本田へ注目が集まります。

5月24日(水) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」

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