衆議院選の鍵を握る“消えた1,700万票”とは?

By -  公開:  更新:

10/18(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!②

2009年から下がり続ける投票率
7:03~ひでたけのニュースガツンと言わせて!:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)

内閣支持率は不支持が高いのは森友・加計問題への不信感から

世論調査によると、衆議院選挙は自民党が単独で300議席を獲得するという予想がされています。しかし一方で内閣支持率は不支持の声が圧倒的に高く、ジャーナリストの鈴木哲夫氏は森友・加計学園問題が未だに人々の懸念材料となっているのが原因だと指摘します。

高嶋)選挙の日が刻一刻と迫っています。いろいろな視点がありますが、安倍さんがいきなり解散に持って行ったのは、森友・加計問題に触れられたくないからと野党は追及しています。
しかし、ここに来て森友・加計の議論が忘れられたかのようです。どうも日本人は飽きっぽいらしくて、私なんかもそうなのですけどもう疲れてしまったみたいな感じで(笑)。これが何となく今度の選挙の大きな争点にはなりそうもないというような気配になって来ました。

鈴木)たしかに内閣の支持率がガーンとこの夏下がった原因はやはり森加計問題に対しての不誠実な態度だということだったのですが、選挙戦になってからいろんな争点が出て来ている、それから今度の選挙って逆に言うといろんな争点が出るということは何が争点なのかもよく分からない。
野党も分裂している複雑な中で何となく森加計問題はどこかに行っている感じはしますが、各社の世論調査を見ますと、FNNや共同通信の世論調査なんかは不思議なのですが自民党が今優勢だと言われていますが、一方で内閣の支持率は不支持の方が高い。これはやはり引き続きいわゆる有権者の間に森加計問題へのある種の不信感みたいなものはマグマのように残っているということだと思います。
自民党の幹部たちもはっきりとそういうことを言っています。「消えていないんだ」と。これに火が付いてしまったら大変だということを警戒しています。世論調査から見て内閣不支持の方が高いというこの逆転現象が起きているわけですよね。自民党は優勢だと言われていますが。

高嶋)それはある意味での矛盾ですよね。

鈴木)そうなのですよ。だからそこにやはり森加計問題はまだ意識の中から消えていないという見方を僕はしますけどね。

下がり続ける投票率~“消えた1,700万人”の票をどう動かすかがポイント

高嶋)それで鈴木さんが指摘している話の中で最もだなと思うのは、安倍政権に戻った2012年、2014年の2回の選挙、投票率は10ポイントずつ下がっていて、戦後最低を更新し続けた。その消えた有権者はざっと1,700万人。これが動くかどうかというのも今度の選挙の重要な鍵であると。どうですかこれ?

鈴木)2009年の民主党に政権交代をしたときには、すごい高まりだったじゃないですか。そのときの投票率が約70%でした。その後落ちて来て前回の2014年は最低の52%くらいでした。ということは結局2009年に「裏切られた」という思いがすごく強いわけです。そうするとそこから動いていない人たちがずっと1,700万人いる、この人たちが動くとおそらくドラスティックに結果というのは変わって来るのです。
だからその人たちが動くかというよりも、そこに向けて政党や候補者がその人たちを動かす訴えや、何かインパクトを与えられるかどうかという、そこに掛かっているわけです。例えば今回もそうだけど、野党がどういう動きをするのか、そこに向かって行けるかどうかというと実は分裂しちゃったりする。
まだあと何日かあります。一言失言があるとガラッと風が変わるなど、様々な要素がある。1,700万人にこれからどういう風に今劣勢のところが訴え掛け、それを動かせるか、もう全てそこに掛かってきます。

高嶋)立憲民主党ができたのも、そういう風に分裂しちゃったのが「想定内だ」と言った前原さんはやはり計算違いがあったと思うのですけどね。それで野党がバラバラになってしまった。

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

Page top