衆議院選~“ドタバタ総選挙”の与える悪影響

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10/18(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!①

与野党含め準備や手続きで大混乱
6:31~ニュースやじうま総研!ズバリ言わせて!:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)

衆議院選~“ドタバタ総選挙”の与える悪影響

供託金や書類、届け出の準備でドタバタの希望の党

衆議院選挙は後半戦に突入し、世論調査などで各党の情勢が見えてきましたが、急な解散や民進党と希望の党の合流など異例の事態に候補者や有権者は混乱をしています。選挙取材を続けるジャーナリストの鈴木哲夫氏は今回の選挙を「ドタバタ総選挙」と呼んでいます。

高嶋)鈴木さんの表現を借りると「ドタバタ総選挙」とおっしゃっていますけど、いわゆる立候補をするときに、与野党問わず選挙にまるで慣れていない人ばかりで大変だったという話が伝わっていますが。

鈴木)とにかくギリギリまで、政党の名前もそうだし候補も新人で、少しでも政治に関わっていた人なら良いのですが全く知らない人もいて混乱していました。こんな選挙は経験が無いですね。
一番大変なのは、正しく届け出て必要な物を全部揃えて供託金も払って、きちんと立候補できるのかというところです。ポスターや事務所の準備よりも基本的には届け出がしっかりとできるかどうかということなのです。

高嶋)その届け出というのも候補者の戸籍謄本とかが必要で、それから法務省に供託金を払いに行って証明書を貰っておかないといけない。法務省の出先機関の法務局というのがあるそうですが、大抵どこにあるか知らないですよね。

鈴木)今回は公示が10日でしたよね。その前日というのは月曜日だけど祝日だったのですよ。そうすると例えば都道府県の選挙管理委員会なんかは休んでなんかいられないので開けていろいろと対応をするのだけども、法務局は月曜日が休みだったりするのですよ。そうするとその前の週の金曜日に供託金を払っておかなければ「証明書がありませんよ」という話になるわけです。
特に希望の党の新人の方で多かったのですが、本当に供託金を払っているのかどうかということを前日になってチェックしたり、届け出の書類が正しくできているのかどうかをチェックしたりしていました。

高嶋)書類ってけっこう細かいのですか?

鈴木)大変なのですよ。それは事前に都道府県の選挙管理委員会が指導をしてくれるのですよね。

高嶋)それは時間が掛かるのですよね。

鈴木)やはり2~3時間掛かるという風に聞いていますけどね。だからそういうものを事前にやっておけば当日はサッと出して、七つ道具を受け取ってというのをやれるのだけども。

衆議院選~“ドタバタ総選挙”の与える悪影響

突然の解散に自民党も大混乱

高嶋)立候補したい人は当人が行かなくても良いわけですよね?

鈴木)代理でも構いません。

高嶋)じゃあ選挙慣れしている人はスッとただ書類を持って行ってすぐに終えてしまうと。それが慣れない人の場合は不備があると。

鈴木)そうなのです。突っ返したり何なりしたりしていると、その届け出の日に全部終わるのかと。そんな心配もあった。希望の党の場合は民進党と合流をしましたから、そういう下働きを全部民進党と都道府県連の職員、事務方の人たちが一生懸命大変な思いをして裏方で準備をしていましたよ。だからそういうこれまでに無いこともありました。
あと自民党もそうです。自民党も突然の解散だから、いつも備えていたとはいえやはりこの時期での解散というのは無いのではないかなと思っている人が多かったから、ポスターから何から自民党でもけっこう大慌てをしていた。だからそういう意味では“ドタバタ選挙”で、じっくり公約だ訴えだなんてやっている暇が無い、そうすると有権者が一番困るという、そんな選挙とも言えますよね。

高嶋)要するに立候補の届け出だけでそんなに大混乱をしていて、そして選挙戦に入ってもいろんなものが大混乱の状況、それで“ドタバタ選挙”ということですね。

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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