林家木久翁師匠 傘寿になって飛び出す笑点のアレやコレ

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FM93AM1242ニッポン放送のお昼の番組『土屋礼央レオなるど

林家木久翁師匠 傘寿になって飛び出す笑点のアレやコレ

傘寿を迎えた林家木久翁師匠が『第34回伝統的工芸品月間国民会議全国大会』の会場からラジオの公開生放送。

落語協会の伝統工芸品のカレンダーを自作の絵でつくっている木久翁師匠。週末は博多・天神落語まつりという東西の噺家が80人集まるイベントに参加していた。笑点も47年目。傘寿でも日々活発な木久翁師匠、その心は?

【笑点司会の春風亭昇太に困っていること】
笑点の司会が歌丸師匠だった頃は3つの問題に対して1、2回答えればよかったところを、テンポの早い春風亭昇太だと1つの問題に7回は答えなければならなくなった。「人間てね、そんなに面白いことばっかり言えないんですよ。のたうち回りながら手を挙げてます」という木久翁師匠。そんな春風亭昇太のことを「好きですね、とっても可愛らしい人です」と語る一方、城が好きすぎてロケ地の城跡を散策してナメクジをとってくる奇怪な行動に「変な人ですねぇ」と語った。

【笑点の着物がカラフルだった理由】
テレビが白黒からカラーになった頃、噺家はいろんな色の着物を着せられて本番前にカメラの前に並びカラー調整をしていたらしい。たまたま木久翁師匠は黄色を選んだ。笑点の座布団は真ん中が凹んでいて積みやすく乗りやすい。1枚5万円。ちなみに木久翁師匠は座布団がないと言われているが、一番の古株なので実は「座布団10枚」が一番多く、14回くらい獲っていると胸を張った。笑点は豊臣秀吉の時代、秀吉の鞘をつくっていた曽呂利新左衛門が品物を渡しながら面白いことを言うので、お噺だけやってくれと言われて始まったという伝説があるらしい。

【おとぼけキャラを演じている?】
笑点にはそれぞれの役割がある。大喜利のメンバーは長屋の住人で、司会者は大家、他にも若旦那などの役割があり、木久翁師匠は与太郎というおとぼけの役。なので巧い答えはできて当たり前だが、全体の句読点を考えて演じている。例えば「選挙とかけて豊作のお米と解く、その心は?1俵1俵(1票1票)が大切だ」と普通に巧く言えるが、与太郎として「選挙とかけてどんぐりころころの唄と解く、その心は?小池(都知事)にハマってさあ大変!」と言うのだとか。これぞ職人芸!

「トランプ大統領の来日とかけまして安倍総理と解きます」その心は?「心臓(晋三)がドキドキ」とまたもや職人芸を披露した木久翁師匠。傘寿(さんじゅ)なので来年は31歳になるとのこと。まだまだ芸に磨きがかかっていく年齢だ。

土屋礼央レオなるど
FM93AM1242ニッポン放送 月~木 13:00~16:00

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