自然薯は大きいほうがいい?小さいほうがいい?
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以前の記事『自然薯?むかご?とろろ芋のいろいろ』でご紹介したヤマノイモ科ヤマノイモ属の自然薯。日本原産の野生種で山菜の王者と言われ、古来から親しまれいるとご紹介しました。今回は自然薯の見分け方や豆知識をご紹介します。
自然薯は大きいほうがいい?小さいほうがいい?
自然薯は山芋よりもずっと長いですよね。買って持ち帰るとまるで帯刀しているみたいになります。白菜はお尻が傷んでいなくてずっしりと重いもの、大根は葉付きが新鮮(葉に養分がいってしまうので朝採りのものも夕方には葉を落とす農家さんもあります)など見分け方がありますが、自然薯はどうでしょうか。見た目的に大きく太くて長いものが良さそうですよね。ですが…これはちょっと違うようです。
自然薯は細く小さいもののほうが粘りと風味が強いのです。大きいものは水っぽく風味も粘りも薄くなってしまいます。なので選ぶ際は、太くないもの、程よいサイズのものを選ぶことをオススメします。
保存方法は、長期保存はおがくずに埋めて置きます。普段使いの短期間でしたら新聞紙に包んで冷暗所へ。使いかけは切り口から乾燥し変色しますので、切り口をラップに包んで冷蔵庫の野菜室へ。すりおろしたり千切りにしたものは冷凍保存も可能です。
すりおろしたい時にはひげ根を炙って焼いて、燃えカスを落とし水気を切ってからおろすのがいいようです。皮を剥かずにそのまま擦るのが風味が増して美味しくなるコツ。
だんだんと寒くなっていくこの季節、栄養豊富な自然薯を食べて元気をもらうのはどうでしょうか。でもせっかくなら自分で掘ってみたくありませんか?
県道・千葉茂原線 『道の駅ながら』では、11月26日(日)午前9時30分~午後2時30まで“自然薯まつり”を開催します。
今年の自然薯は、長雨による日照不足の影響が心配されましたが、甘み香りの優れた、伸びと粘りの強い風味豊かな自然薯の収穫が期待できそうです。
長柄町でも、千葉県生まれの新品種“ちばとろ”を栽培する農家が増えています。“ちばとろ”は従来の自然薯に比べ、太く 短いのが特長で、粘りが強く、滑らかな食感で食味も良いと評判の薯です。
当日は、掘りたての新薯を産地ならではの特別価格で販売します。また“とろろ飯”や“季節の味噌汁”などの無償配布も予定していますのでこちらもお楽しみに。もちろん、人気の新品種“ちばとろ”も販売しますよ。
初冬の一日、ご家族で、ご近所お誘い合せで自然薯まつりにお出かけください。自然薯まつりのお問合せは『道の駅ながら』0475-35-4741まで。詳細はながらグリーンツーリズムのホームページにて。
【ハロー千葉】