いろんな神話に登場する「黄金のりんご」ってなに?

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神話に出てくる黄金のりんご。金のりんごの意味を解説

いろんな神話に登場する「黄金のりんご」ってなに?

金のりんごの意味とは?

イギリスのことわざで“An apple a day keeps the doctor away”というのがあります。

1日1個りんごを食べれば医者いらずという意味で、りんごは古くから人類に親しまれてきました。なんとりんごの栽培は今から8,000年前からされていたらしく、ギリシャ時代にはさまざまなりんごの品種を載せたカタログが出版されていたんだそうです。

旧約聖書の『創世記』より、アダムとイヴがエデンの園で食した“禁断の果実”はりんごだという説があります。このようにりんごは数々の伝説や神話にその姿を登場させているのです。

ここではさまざまな国や民族に伝承される「黄金のりんご」についてご紹介します。

神話に登場する黄金のりんごの物語

ギリシア神話には、黄金のりんごの物語が3つあります。そのうちのひとつ、アタランテーの神話がこちら。

アタランテーの神話では、徒競走に勝つための道具として3つの黄金のりんごが出てくる

アタランテーは、優れた狩人でした。彼女はとても美しかったけれど、結婚には消極的。なぜなら神託で「結婚すれば不運が訪れる」と告げられていたからです。

そんな娘にやきもきした父親は、ある約束をとりつけます。求婚者が彼女と徒競走をして負ければ殺し、勝てば結婚ができるという約束。

黄金のりんごを授けたのは女神アプロディーテー

脚に自信があった彼女は、快諾しました。そこでヒッポメネース(あるいはメラニオーン)は女神アプロディーテーに助けを乞い、3つの黄金のりんご(またはマルメロというセイヨウカリン)を授かります。競争中、1つずつ落として彼女の気を逸らすように、と。

結局アタランテーは、落とされる度に黄金のりんごを拾ってしまい、徒競走で負けてしまいます。けれど、ヒッポメネースは女神に感謝するのを忘れてしまったので、ライオンに姿を変えられてしまいました。

北欧神話やヨーロッパの説話にも、王の黄金のりんごを鳥が盗む話として登場する

また、北欧神話やヨーロッパの説話にも黄金のりんごは登場します。だいたいは王の所持する黄金のりんごを、鳥が盗み出すというもの。

ロシアの『イワン王子と火の鳥と灰色狼』やドイツの『黄金の鳥』や『黄金の人魚』でそのようなシーンがあります。

ギリシア神話の「不和のりんご」では、黄金のりんごがトロイア戦争の発端とされている

また、黄金のりんごは「不和のりんご」というギリシア神話の事件にも登場します。結婚式に呼ばれなかった不和と争いを司る女神・エリスが「最も美しい女神に」と書いた黄金のりんごを宴会の席に投げ入れて、女神たちを争わせたというエピソードで、トロイア戦争の発端とされています。

黄金のりんごとは、なんとオレンジのこと!

そして驚くことに、多くの言語で黄金のりんごはなんとオレンジのことを意味しているんだそうです。もう何がなんだか不思議なことになってきましたが、ここでりんごにまつわるお知らせがあります。

「つがる弘前りんご祭り」のお知らせ(2017年イベント終了)

しょいか~ご

JA千葉みらいの農産物直売所「しょいか~ご」HPより

朝採り新鮮野菜が豊富に揃うJA千葉みらい農産物直売所しょいか~ごから、耳寄りな情報をお知らせいたします。

今週末、千葉店・習志野店・練馬店・千葉中央店にて「りんご祭り」を開催します。青森県JAつがる弘前から、ジョナゴールド、王林、フジなど様々な美味しいりんごがやって来ますよ。試食も行いますので是非ご賞味ください。

また、店内には、朝採り秋冬野菜が豊富に並んでいます。練馬店の高浦店長に伺ったところ、一押しの野菜は、さつまいも、大根、キャベツ、白菜、ネギなどなど。旬のイチゴも出始めましたよ。

お問い合わせはJA千葉みらい農産物直売所 しょいか~ご練馬店、電話:03-3997-1831、午前10時~午後7時までの営業です。しょいか~ごのホームページfacebookもご覧ください。

つがる弘前りんご祭り
開催日:12月9日(土)10日(日)
http://syoicargo.jp/news/detail_123.html

【ハロー千葉】

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