2017年話題の場所「築地市場」を須田慎一郎と散策
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今年1年間を振り返って、ニュースな現場、話題の現場に実際に足を運び、「今」を語る「高嶋ひでたけのひでさんぽ2017」。
豊洲市場に引き続いて、高嶋ひでたけさんと須田慎一郎さんのおじさん2人が築地市場をさんぽしてきました。
まずは、築地市場場外の様子です。
高嶋)須田さん、昨日の豊洲とえらい違い! やっぱり市場は築地ですね。目の前が『株式会社吹田商店』。『築地はずっと変わりません。場外市場は移転しません』と書いてある。その隣が私と同じ『高島屋のり店』。知り合いではありませんけど。法被姿で景気イイよ。声も上ずる! 乾物イイのがいっぱい売っている。昆布もうるさいんですよ。日高昆布。年の瀬ってのもあるんですかね。
高嶋)会長、ニッポン放送です! 今豊洲行ってきたところ。場外はこのままなんですか?
会長)築地って場所は築地ですから、関係ないんですよ。築地は場所だから。行きたい人は行けばいいんだ! 私たちから言えば、水と電気がちゃんとしていないところには行ってもしょうがない、という話。
高嶋)築地吹田商店。旦那さんはハキハキ物は言うし、背筋はピンとしているし。生まれは何年?
会長)男も女も80過ぎたら歳を言いましょう、88です。
須田)5年後をめどに食のテーマパーク生まれ変わるという話もあるが?
会長)ひと様はひと様。うちは違う。このまま。先祖がここを選んでくれたおかげで一族が食べてきた。小池さんは頭のイイ人。上げ足があんなにうまく取れる人いない。我々じゃあんな才能ない。
こうした築地関係者の「築地は築地なんだ」という意見もあれば・・・また別の意見もあります。
乾物の吹田商店の先へ進んでいったところ、メインの通り(波除通り)に、ご存知、テリー伊藤さんの実家、卵焼きの「丸武」(まるたけ)がありまして・・・アポなしで、テリーさんのお兄さん、アニー伊藤さんに話を聞いてきました!
高嶋)こんなに奥行きが広くて、こんなに大勢が卵焼きを作っているとは思わなかった。
アニー)ウナギの寝床ですよ。創業は大正末期です。
高嶋)築地の場内は変わらないんですか?
アニー)このままがんばってやります。
高嶋)都知事が食のテーマパークにするって言ってるようですが、伝わってますか。
アニー)はい。伝わってますけど、遅れているようですね。うちは反対ってことはない。みんなが良ければ。今の場内にうちは付属商を出しているが、豊洲にもできるのでうちは出す付属商を出す。売る箇所が増えます。
高嶋)ますます繁盛ですね?
アニー)でも、どれくらい一般のお客さんが来るかわからないからねえ。
須田)場内が移転すると、場外は影響を受けますか。
アニー)と思います。人が減ります。
高嶋)論争になっていませんか。
アニー)都の方針ですから、我々の微力じゃどうすることもできないですよ。
さて、ものすごい賑わいの場外を後にしまして・・・最後に我々は、レガシー的な建物、肝心の『築地場内』の中へと足を踏み入れました!
高嶋)右も左も油断も隙も無い。ターレというんですか、これが結構デカい。後ろに一杯積んで、素早く動く。足元のコンクリートは水でぬれていて、市場だなという感じがする。
須田)匂いが違う。魚のにおい。
高嶋)うっかりしているとはねられる。こっちは本気で商売の建物。もうセリは終わったみたい。豊洲に比べると、建物はむちゃくちゃ年季が入っている。
須田)豊洲が密閉型に対して、こちらはふきっさらし。衛生面でクエスチョンマークがついているということ。
高嶋)とはいっても市場は動いていないと活気は感じませんね。豊洲に行って、これと同じような人が出入りすれば変わってくるんでしょう。
須田)やはり築地も限界でしょうね。豊洲に移転しなきゃならないというのは間違いない。
高嶋)目の前のコンクリートづくりの事務所とか、下が、すごい古い。直下型とか連想すると・・・天井も斜めでちょっと怖い。もうそろそろ役目を果たしたというところ。果たして来年の秋に移転となるか? いつか行かないと宝の持ち腐れ。何度も言いますが・・・豊洲は1日いくらかかるんでしょうか?
須田)700万円です!
今年小池さんの出した結論が、来年へどう繋がっていくのでしょうか。
12月12日(火)高嶋ひでたけのあさラジ!「三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より
高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00