高橋みなみも驚愕!催眠術に掛かるためには“生き方”を変えろ!?
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12月31日(日)放送のニッポン放送「高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと」で、パーソナリティの朝井リョウが、“2017年話し忘れていたこと”として、催眠術体験をしたときのエピソードを語った。
常にお腹の調子が悪く、それが悩みのタネとなっている朝井。これまでどんな薬を処方しても治らなかったため、「精神的な思い込みが体調を変えてくれるんじゃないか?」という思いのもと、友人と4人で催眠術を受けられる同好会へと足を運んだとのこと。
そこでは、まず名札に名前を書き、「催眠術を掛けられたい人」「人が催眠術を掛けられているのを見たい人」「催眠術を掛けたい人」「プロ並に掛けられる人」という4種類の目的別に、4色のシールを貼るのだそう。朝井は「催眠術を掛けられたい人」「人が催眠術を掛けられているのを見たい人」の2色を選択。中に入っていくとプロの催眠術の先生がいて、掛けたい人と掛けられたい人が半々ぐらいで集まった密室で、それぞれ催眠術を掛けたり掛けられたりするという。
先生が、「全員集まるまで自由時間だから、今聞きたいことがある人は聞いてください。」と言ったので、朝井が手を挙げ「医療目的で来てます」と身を乗り出して宣言すると、「外国では保険適用されているんですよ。」「本当に治したいなら医療専門の人を紹介しますよ。」など説明してくれたそうだが、一方的に喋るタイプの人で、こちらからもう少し質問するようなスキを全く与えてくれない様子だったとのこと。催眠術は精神的な部分を変えてくれるという話から、朝井が「悩みとかないんですか?」と尋ねてみると、「悩みは全くない。それはその人の考え方次第ですから。」と言われ、そのあまりに普通の人の感覚とかけ離れた回答に、朝井含め友達全員がつい「何コイツ」という顔をしてしまったのだそう。
その後も、気になるところをついつい態度に出してしまうといったことが重なったが、その中で朝井がもっとも良くなかったと思うのが、「レモンの果汁を口の中に搾る動作をしたときに、唾液が出るかどうかで、催眠術の掛かりやすさを測る」という調査を行ったときのことだという。
全員目を閉じた状態から、先生が、冷蔵庫からレモンを取り出すところから包丁で切って…と巧みな表現でその状況をイメージし、口の中にレモンを搾るというくだりになったところで、朝井の友人の1人が「あ、レモンを搾ったことないや」と言ってしまったという。朝井もそれは言っちゃダメだと思ったが既に遅く、みんなの心に雑念が入ってしまい、そうした積み重ねによって先生と朝井たちとの関係性が良くない方向に進んでしまったのだそうだ。
そしていよいよ催眠術を掛けられる段階になり、まずは先生ではなく、そこに集まった人の一人に掛けてもらうことになったが、ここでも朝井たちの印象はどんどん悪くなっていく。
まず「指がくっついて取れなくなります」というよくある催眠術を掛けてもらい、「透明の針金を巻いていきます」と言われたので朝井は必至に想像していたのだが、「じゃあ巻けたと思ったら言ってください」と言われ、「え、自己申告制なの!?」と思わず驚いてしまったのだそう。時折テレビで見るように、催眠術師に誘われるまま催眠術に入っていくのではなく、自分で「掛かりました」と、しかも周りに見ている人がいる中で宣言しなければならず恥ずかしかったが、しかし言わないと進まないので、できるだけ想像して「巻かれました!」とウソをついたとのこと。
すると当然のことながら催眠術が始まってしまい、結局掛からないまま「申し訳ございません」と謝罪しながらあっけなく指を開くという事態に。そこから先も掛からず、期待を裏切り続けるしかなかったという朝井は、“催眠術が掛からない”という状況は掛けてくれた人を絶望に陥れる行為であることを改めて知ったという。
ふと見渡せば朝井の友人たちも同じように、催眠術に掛からず謝罪している様子。そこで先生が、「1時間くらいやって、もし一度も掛からない人がいたら私が直接掛けます。」と言ったところ、案の定朝井を含む友人4人がぞろぞろと先生の元に集まり、その場にいる全員が見守る中、催眠術が始まったったとのこと。
朝井:指で十字を切られてそれを目で追うみたいなのを、私の友達がやりますってことになって。やっとこれから掛けてもらえるんだと思って。
高橋:そうだよね、掛かりたいわけだもんね。
朝井:そう、私はお腹を治したいんですよ。だからそこ第一歩だなと思って、友達が十字を目で追うところを見てたんですけど。その時点で、「ダメですダメです、瞳孔が動いてないです」って言われて、ほかの友達もやってもらったんだけど、掛けてもらえるところまでいけないの。
高橋:うん。
朝井:その前段階で「あ~ダメですね、私のこと信頼してないんで。これで掛けても全然掛からないです。」みたいなことを言われて。でもさ、こっちは掛かりにいってるのよ。
高橋:うん、ほんとはね。
朝井:そのときは、もうイジろうとか全然思ってないし、疑いの気持ちなんて全然ないんだけど、いくらこっちが真摯に挑戦しようとしても。
高橋:頑張ろうと思っても。
朝井:4人とも全然ダメで、その辺でもう先生もどうしようかなと思ったんだと思うんだけど、最終的に「君たちは、外面を使い分ける。人生の中で、顔を使い分けて生きてるでしょ?」って言われて。「人にいい顔する人、悪い顔する人、いろいろ使い分けて生きてるでしょ?」って言われて(笑)
高橋:みんなそうだよね。
朝井:少なくともね、濃度は違えどあるなと思いながら聞いてたら、「その生き方を変えない限り、催眠術には掛かりません」って言われたの。
高橋:え~!
朝井:え~っ!と思って、生き方を変えないといけない・・・
高橋:ショック!
朝井:生き方を変えないといけないんだって。全員の前で言われちゃって、その流れで「アナタ」って指さされて、「アナタ、始まる前にお腹治したいって言ってましたけども、お腹治す前に生き方変えてください!」って言われて。
高橋:え~~~っ、そんな言い方・・・
朝井:生き方を直さないとお腹も治らないの?って、「いくらいいカウンセリング紹介しても、生き方直さないとお腹も治りませんよ。」って言われて。
高橋:めちゃくちゃ目付けられてるな・・・
朝井:めちゃくちゃ怒られて終わった、最終的に。
高橋:嫌な休日・・・(笑)
結局一度も催眠術に掛からないまま、怒られただけでその場をあとにしたという朝井。高橋も掛からないそうで、「物事を現実的に見過ぎちゃう人は掛からないらしいよ。」と話すと、朝井は2018年もお腹が治らない現実に残念そうな様子を見せていた。