サッカー日本代表・西野監督 Jリーグでは歴代最多の270勝
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サッカー、ワールドカップ・ロシア大会までおよそ2か月というタイミングで、日本中を驚かせたのが、今週月曜に発表された、ハリルホジッチ前監督の電撃解任です。ワールドカップ本戦出場決定後に監督が解任されるのは、日本サッカー史上初めてのことです。この窮地の中で、新たに日本代表の指揮を任されたのが、西野朗(あきら)新監督です。2016年からは日本代表の強化部門のトップにあたる、技術委員長を務めていました。
埼玉県出身の63歳。身長182センチという恵まれた体格で、現役時代はミッドフィルダーとして活躍しました。早稲田大学在学中に日本代表に選ばれ、大学卒業後は、日本リーグの日立製作所でプレー。1990年に現役を引退した後は、指導者の道へと進みます。そして、西野新監督が一躍脚光を浴びたのが、1996年、23歳以下の日本代表を率いて出場したアトランタオリンピックです。恐らく、サッカーをあまり知らない方でも、聞いたことがあるでしょう、「マイアミの奇跡」。
1次リーグ初戦で日本は、優勝候補筆頭のカナリア軍団=ブラジルと対戦しました。西野監督は、試合前日に突然、服部をブラジルの司令塔ジュニーニョのマンマーク役に指名。本来、攻撃的な戦術を好む監督が、この時は守備的な戦いで、ブラジルの猛攻に耐え続けました。そして、日本は、後半27分、伊東が、ゴール前のこぼれ球を流し込んで先制のゴール。一方、ブラジルは、28本ものシュートを放ちながら、守護神・川口のファインセーブに阻まれ、日本のゴールネットを揺らすことが出来ませんでした。1対0で日本が勝利、西野新監督は、歴史に残るジャイアントキリングを成し遂げたのです。
その後は、Jリーグの監督として4チームで指揮を執り、その勝利数は、歴代最多の270勝。中でも、ガンバ大阪では、アジアチャンピオンズリーグで優勝するなど、黄金時代を作り上げました。
日本がワールドカップ・ロシア大会のグループリーグで戦う相手は、ポーランド、コロンビア、セネガルという格上チームです。厳しい戦いが予想されますが、昨日の会見で
「予選は突破したい」
と語った西野新監督。ロシアで、再び奇跡を起こしてくれる事を期待したいですね。
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