DeNA・ラミレス監督が若手投手の中で最も評価する東
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【プロ野球巨人対DeNA】初勝利をあげたDeNA・東克樹=2018年4月12日東京ドーム 写真提供:産経新聞社
今シーズンは先発陣に故障が相次ぎ、若手ピッチャーをどんどん抜擢しているDeNA・ラミレス監督ですが、中でも
「1年目から、ふたケタ勝てるピッチャー」
と、高い評価をしているのが、昨年のDeNA“ドラ1”指名、東克樹投手です。
1995年11月生まれ、立命館大学出身の22歳。身長は170センチ程度と小柄ながら、150キロ台のストレートに加えて、多彩な変化球と、抜群のコントロールを武器に活躍。プロに入っても、オープン戦で結果を残し、開幕からローテーション入りを果たしました。
プロ初登板となったのが、4月5日の阪神戦。7回を投げ1失点と好投しましたが、味方の援護がなく、デビュー戦は黒星スタートとなりました。しかし、これでメゲないのが東のいいところ。「次こそは勝つ!」と気持ちをさっさと切り替えて臨んだのが、先週木曜日、東京ドームで行われた巨人戦でした。
この試合、1回表から味方打線が爆発。東はマウンドに上がる前に、打席が廻ってきてしまい、プロ初ヒット・初打点を挙げました。いきなり5点の援護をもらった東。しかし、自分も立ち上がりに乱れ、マギーにスリーランを打たれてしまいます。並のルーキーだったら、「せっかくのリードを、僅差にしてしまった…どうしよう!」となるところですが、東は肝っ玉が据わっていました。冷静にフォームを見直し、投げるときに体が開く悪いクセが出ていることに気付くと、これをすぐに修正。
それだけではありません。なんと試合中に、ベンチでバナナを食べ栄養補給! この「一人もぐもぐタイム」作戦、実はお母さんの助言なのだそうです。
結局、東は追加点を許さず、5回1/3を投げ抜きリードを保って降板。後続のピッチャーが逃げ切り、嬉しいプロ初勝利を勝ち取りました。
その東、今日の巨人戦に先発で登板する予定です。対する巨人は、吉川が先発。東が2勝目をあげるのか? 注目しましょう。
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