高橋みなみ、デビュー曲を「直木賞作家のピアノ伴奏」で熱唱
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4月22日(金)、ニッポン放送「高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと」の生放送が行われ、パーソナリティの高橋みなみと朝井リョウの2人が、“ヨブンフェス”と題してピアノ演奏や生歌などを次々と披露した。
毎週絶妙な掛け合いで、この2人ならではの自由で奥深いトークを繰り広げているこの番組。だが朝井曰く、元々のコンセプトは音楽番組で、番組開始前の仮タイトルは『ふたりのおと』だったという。そうした経緯もあり、この度行われるスペシャルウィークでは、最初のコンセプトに立ち戻り音楽番組らしい企画を展開することに。5月に行われるTOKYO FM主催の『高橋みなみのこれなに?フェス!!2018』にあやかり、“ヨブンフェス”と題して、朝井のピアノ弾き語りから番組をスタートさせたり、番組のオープニングテーマをADが生演奏したりと、フェスらしい展開を見せていった。
中学に入るまでピアノをやっていたという朝井は、マイクとピアノを何度も行き来しながら、思いついたフレーズをその都度弾き語りで披露。時折失敗して悔しそうな反応を見せるも、しっかりとピアノの音を響かせ、“音楽番組らしさ”を演出した。
また、今回番組の中では、「オールナイトニッポンのジングルを作ろう!」というのが1つのテーマとして挙がった。現在流れているオールナイトニッポン50周年のジングルは、オールナイトニッポン火曜日のパーソナリティを担当する星野源が手掛けているが、それに続く“オールナイトニッポン51周年”のジングルを勝手に作って納品しようということで、番組ではTwitterのハッシュタグを使いリスナーからリアルタイムで歌詞に使えるワードを募集。演奏は引き続き朝井が担当し、リスナーから届いたワードを拾いつつエルメンライヒの『紡ぎ歌』に合わせて演奏を行った。
高橋:いろいろ来てますよ、ワード案が。
朝井:いいフレーズあるよ。「尻から血が出る面白さ」とか来てますよ。
高橋:ちょっと待って。何言ってんの?(笑)
朝井:それを曲と合わせたらどうだろう?「尻から~血が~出る♪面白さだ~よね♪」みたいな感じかな。
高橋:そのテンポでいくと、すっごい愉快に聴こえるね、全部。
朝井:そう、だからいいんですよ、『紡ぎ歌』は。
高橋:あ、だからこそ名曲なのね。
朝井:そう、だからめちゃくちゃ悪いこと言っても許されるの、このメロディでいけば。
高橋:これちょっと、作っていこうよ。
朝井:これ1つ作って、マジで納品するところまでが遠足だと思ってるんで、私は。
高橋:(ニッポン放送の人に)聴いてもらえるのかね?
朝井:まぁ受け取ってもらって聴いてもらって、具合とか悪くしてもらえれば。上の方の人たちに。
高橋:あはは、番組終わっちゃうじゃねーかよ!(笑)
“音楽番組”らしく、ジングル作りというミュージシャンらしい企画に闘志を燃やした2人。さらに、後半には高橋が、2013年発売の自身のデビューシングル『Jane Doe』を生で熱唱。朝井のピアノ演奏やスタッフによる語りなども入れながら、フェスならではの特別バージョンで披露した。そして、結局完成しなかった番組のジングル制作は、次週に持ち越しとなった。