妄想力の高まる「蛍」で伝えるせつない恋のうた
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妄想力の高まる「蛍」で伝えるせつない恋のうた
蛍を見たことはありますか? 夕暮れから空が藍色に変わる頃、浮き上がるように黄緑の光が流れていく様は、胸が苦しくなるくらい美しいです。
まるで喉元までせり上がる感動。初夏の刹那的な風物詩に心が揺れるのは昔のひとも変わりません。日本には蛍になぞらえて、せつない恋心をうたった短歌がいくつかあります。たとえば「物思へば沢の蛍も我が身よりあくがれ出づるたまかとぞ見る」。これは和泉式部という女性がうたいました。訳すると「あなたを恋しく想っていると、沢の蛍をまるで私の体から彷徨いでてきた魂なんじゃないかな、と感じてしまいます」のようになります。とても情熱的ですね。
「明けたてば蝉のをりはへ泣きくらし夜は蛍の燃えこそわたれ」。これは『古今和歌集』の読み人知らずの作品。「夜が明ければ蝉のようにずっと泣き暮らして、夜になれば蛍のように恋心が燃え続けます」という意味があります。切なさが爆発していますね。
そして、短歌ではありませんがこのような慣用句があります。「鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす」。口に出せる想いよりも口に出せない想いのほうが切実……深いですね。
恋をしていてもしていなくても妄想力を掻き立てられる言葉たち。恋をしているひとなら、同じ景色を眺めて共感できるかもしれません。
ホタルの光が織り成す小宇宙へようこそ!
6月2日(土)・3日(日)、7月14日(土)・15日(日)に成田ゆめ牧場恒例の大人気イベント「ホタルの夕べ」が開催されます。大人気の秘訣は「ホタルそのものが珍しくなっている」という事情もありますが、それ以上に「世間一般のホタル鑑賞」と大きく違う点。一言で言えば「ホタルとの距離感」が全然違うんです。言うなれば「ゼロ距離」。
牧場内に小屋を設置し、その小部屋に数百匹のホタルを解き放ちます。「至近距離にホタルが密集している」という状況は自然の中ではそうないですが、こうする事で数百匹の幻想的な光の舞いがゼロ距離で楽しめるんです。これは、もはや「ホタル体験」!
鑑賞時間は約5分間、料金は1回300円となります。両日は特別夜間営業となり、17時以降であれば牧場入場料金も大人200円、お子様100円とオトク。
時の感覚がなくなり、思い出は永遠に残る…そんな夢のような「ホタル体験」をぜひご堪能くださいね♪
ホタルの夕べ2018
開催:6月2日(土)・3日(日)、7月14日(土)・15日(日)
時間:19:30-21:00(6月3日は最終入場20:00、閉園時間20:30)
※暗くなり次第開始
※最終入場受付 20:30
牧場入場料金(すべて17:00以降適応):大人(中学生以上)200円・小人(3歳以上)100円・わんちゃん入場料金、駐車料金は無料
鑑賞チケット料金:1人300円(3歳以上~)9:00-20:30 入場窓口にて販売
※6月3日の販売時間は20:00まで
※鑑賞チケットご購入の先着順でホタル小屋入場時間が決定します
場所:エーカー広場
注意事項
・荒天中止
・暗くなり次第、安全面のため封鎖する箇所がございます
・ホタル鑑賞の為のお子様(中学生以下)のみの入場はご遠慮ください
・ホタルの光が弱まる為、ホタル小屋内では光の出るもの(携帯電話やカメラ撮影、懐中電灯など)は使用禁止です
・わんちゃん連れ、ベビーカーでのホタル小屋入室は安全面の為お断りさせていただきます
(ホタル小屋前にてつなぎ場、ベビーカー置き場を設置します)
・滑河駅より夜間臨時送迎バスを運行いたします
http://www.yumebokujo.com/?p=15441
【ハロー千葉】