「飯田浩司のOK! Cozy up!」(7月3日放送)では、現地ロシア・ロストフ・アリーナで日本対ベルギー戦を取材したスポーツライター飯尾篤史に電話インタビューし、日本代表の闘いぶりや試合直後の選手の様子を聞いた。
飯田)今日、日本時間午前3時から行われましたFIFA ワールドカップロシア、決勝トーナメント1回戦、日本対ベルギーは2-3で日本が敗れました。
試合が行われた現地ロシア・ロストフ・アリーナで取材中のスポーツライターの飯尾篤史さんと電話がつながっています。
まさにいま、取材が終わった直後ですね?
飯尾)ミックスゾーンで選手全員が取材を終えて出て行ったところです。
飯田)後半2点リードしながらのこの試合展開ですが、試合終了のときのスタジアムの雰囲気というのはどうだったのですか?
飯尾)地元のロシアのサポーターの方が多かったのですが、両チームの健闘を称える拍手に包まれていました。日本のサポーターもガッカリしているものの、「よくやった」と拍手している方が多かったです。
飯田)試合が終わったあとの選手たちのこの試合の受け止め方はどうだったのですか?
飯尾)基本的にはもちろん、みんな悔しさを出していますが、長友選手は、「いまの日本の力をすべて出せたのではないか」と言っています。その上で「やはりベルギーの方が強かった。ただ、その強いベルギーに対して2点取った。ベスト8進出の夢を一瞬見たけれど、最後に厳しさを突き付けられた。そういう意味ではポジティブにいまの日本のチームの現状を測ることができた」と語っていました。
飯田)飯尾さんがこの大会を通じてご覧になっていて、この試合の意味はどうお考えですか?
飯尾)日本人ということを考えなくても、この試合は世界に誇れる、世界中の人が観て楽しめるゲームをしたということで、日本代表にとっては一つのエポック・メイキングなゲームになるでしょうし、今後の指針となっていくゲームになると思います。
飯田)次へという意味で言うと、ベテランが多いということも言われていました。どうやってつないで行ったらいいと思いますか?
飯尾)そのなかでも柴崎選手や昌子選手、原口選手など、20代半ばですけれど、次世代を担う選手が今回、しっかりと経験しましたので、今後は彼らが中心になっていくと思います。そこに今日の闘いを観たJリーガーたちが日本代表に入ってくれば、どんどん活性化していくでしょう。
今日、本田選手が「ワールドカップは今回が最後」だと取材陣に言ったので、そういうベテランもいますし、長友選手のように「僕は4年後も目指したい」という選手もいますから、次の代表監督は若返りを図りながら、このチームの遺産をうまく引き継いでいってほしいと思います。
新行)ずっと観戦されていて、代表チームに言葉をかけるとしたらどんな言葉をかけたいですか?
飯尾)月並みですが、「お疲れさま」と「ありがとう」しかないですね。ご存知の通り2カ月前に監督交代という事態になって、準備期間も3週間、テストマッチも3試合しかない。期待もされていない。そんななかで西野監督のもと、選手たちがみんなで話し合い、ときにぶつかりながら、3週間で作り上げていった。その団結力とチームワークは本当に固いものができたと思います。
内容面でも「これが日本のサッカーだ」というようなものを見せてくれて、素晴らし闘いを見せてくれたと思います。
飯田浩司のOK! Cozy up!
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