ホームラン量産するヤクルト・バレンティン選手の活躍の理由

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「飯田浩司のOK! Cozy up!」(8月15日放送)では、ホームラン量産で絶好調、ただいま、セ・リーグ2冠王の東京ヤクルトスワローズのウラディミール・バレンティン選手のエピソードを紹介した。

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【プロ野球中日対ヤクルト】9回、逆転の2点本塁打を放つヤクルト・ウラディミール・バレンティン=2018年8月12日 名古屋市東区のナゴヤドーム 写真提供:産経新聞社

きのう、川端選手の劇的な逆転サヨナラツーベースで、ジャイアンツを下し3連勝。2位に浮上したスワローズですが、このところ、同僚の山田哲人選手と競い合うようにホームランを量産しているのが、四番・バレンティン選手です。

きのうも先制の内野ゴロと、さきほど実況を聴いていただいた2ランで、3打点を稼ぎ、打点は独走の94(2位の中日・ビシエド選手は71打点)。ホームランは、山田哲人選手より1本多い29本。現在セ・リーグ二冠王です。

2011年に来日。スワローズに来て今年で8シーズン目を迎えるバレンティン選手ですが、去年のオフは、今年34歳という年齢もあって、一時球団が契約を更新しないんじゃないか、という報道も出ました。しかし、小川新体制のもとで無事再契約。これは去年のオフにカープから移籍してきた石井琢朗コーチが、

「バレンティンは残してください」

と言ったことも大きかったようです。どんな球でもスタンドに持っていくあのパワーは天性のもの。小川監督も

「よそのチームから見ると、バレンティンはやっぱり脅威なのか」

とあらためて思い知らされたようです。

スワローズが契約更新をためらったのは、年齢以外にもう一つ……「サボり癖」もあったんですが、これも現役時代、バレンティン選手を

「お前、手抜いてたらダメだぞ!」

と唯一叱っていた宮本慎也ヘッドコーチが今シーズンからチームに復帰したことで、チンタラできなくなりました。

本人も去年、球団ワースト記録の96敗を喫した責任、そして3本差で現在巨人のゲレーロ選手にホームラン王を奪われた悔しさを感じていたようで、今シーズンは開幕からコンスタントにホームランを量産。三番を打つ山田選手が塁に出ると、盗塁を警戒して変化球が投げにくくなり、ストレート勝負が増えたことも、ホームランが増えている理由のようです。

Aクラス入りに燃えているバレンティン選手、来日して10年目になる再来年・2020年を区切りにして、最後までスワローズで現役を終えたいと話しています。そのバットが今日も火を噴くんでしょうか? 注目です!

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