ヤクルト・青木 チームを引っ張る山田との「新旧・背番号1コンビ」
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「飯田浩司のOK! Cozy up!」(7月25日放送)では、メジャーから7年ぶりに古巣に復帰したヤクルト・青木宣親選手を取り上げた。
今シーズン、メジャーから7年ぶりに古巣・スワローズに復帰した青木宣親選手。昨日も、山田に「40−40を狙え!」とハッパをかけた話をご紹介しましたが、後輩にアドバイスを送り、自分もバットでチームを引っ張る青木。昨日の巨人戦も、3安打の活躍でチームの4連勝に貢献。「2番・青木、3番・山田」の「新旧・背番号1コンビ」がうまく機能しました。
3回、青木が内野安打で出塁すると、山田が先制のツーランホームラン。3対2と巨人に追い上げられた7回には、青木がツーベースで出塁すると、山田がダメ押しのタイムリーを放ち、この二人だけで3点を稼いだのです。
これでヤクルトは、後半戦6勝1敗の快進撃。オールスター前に8連敗したのがウソのような好調ぶりですが、このチームの波も、青木と関係があるのです。
青木が、月間打率3割8分8厘、22打点で、8年ぶりの月間MVPに輝いた6月は、ヤクルトも初の交流戦1位に輝き、交流戦明けも5連勝で借金を一気に返済したのですが……さあ、貯金を作るぞと意気込んだ6月30日の阪神戦で、青木は岩貞から頭部にデッドボールを食らい、しばらく欠場することに。青木を欠いたこの日から、ヤクルトの8連敗が始まったのです。
実は青木、セ・リーグで断トツの「デッドボール王」で、今年受けた数はすでに13個。体をグッと沈めて、ピッチャーの方に向かっていくフォームなので、どうしても当たりやすくなるのですが、それにしても驚異的な多さです。
それだけ内角を攻められるのは、相手チームから警戒されている証拠と言えます。メジャー時代にも、頭部に死球を食らい、後遺症のため不振に陥った苦い経験があるだけに、普通なら大事を取りたいところ。しかし青木は違います。
「チームが連敗しているときに、いつまでも休んでいられない」
と、キリのいいオールスター明けでなく、前半戦最後の巨人戦で復帰。2安打を放ちました。
この青木のチームを思う姿勢が他の選手たちにも伝わり、後半戦の快進撃につながったことは間違いありません。昨日の倉敷から場所を変えて、今日から京セラドーム大阪で巨人と戦うヤクルト。デビュー3連勝の巨人・ヤングマンと、青木・山田の対決も見物です。
飯田浩司のOK! Cozy up!
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