障害者雇用水増し問題~相次ぐ不祥事に各省庁再編の必要も
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(8月23日放送)ジャーナリストの鈴木哲夫が出演。障害者雇用水増し問題など、相次ぐ省庁の不祥事についての意見を述べた。
障害者雇用について水増し問題が地方にも波及
中央省庁や地方自治体による障害者雇用水増し問題。都道府県と20の政令市の状況について調べた結果、22の県と2つの政令市で同じような水増しの事例が見つかった。
鈴木)例の財務省公文書書き換えもそうでしたが、やはり霞ヶ関の役所は緩んでいます。事情を調べたら、「制度の理解が足りなくて、悪意だけではない」みたいなことを言う役所もありましたが、冗談じゃない!
相次ぐ不祥事~緩み続け信頼を失い続けている霞ヶ関
飯田)民間企業はゴリゴリ言われていますからね。
鈴木)あり得ないですよ。三権分立の行政をチェックするのは国会です。国会がもっと怒って、閉会中審査して、呼びつけて、ガンガンやらないと。
もっと言えば、「行政改革」や「霞ヶ関改革」がもう1度浮上するテーマかもしれません。財務省の問題以来、こんなに緩んでいる。これを総裁選のテーマにしてもいいかもしれない。「霞ヶ関が緩んでいる。ここを人・体制・組織含めてどのように引き締めていくのか?」、省庁再編を考えてもいいかもしれない。それくらいの問題です。信頼をなくしたら、福祉行政はやっていけません。
自民党や公明党が率先して国会を開いて、ガンガンやらないとダメですよ。
飯田)閉会中審査とか、国会が開いていないときでも仕組みとしてはやれるのですよね。
鈴木)だけど、自公は慎重なのです。様子を見ながら、ということかもしれませんが、これはすぐに厳しくやらないとダメだと思います。
飯田)与党側はこれを開いてしまうと、モリカケ問題も追求されてしまうからでしょうか?
鈴木)議員内閣制だから自分たちに返ってきてしまう可能性はあります。だけど、ここはやはり「国会」として絶対に一連の行政のゆるみはチェックして、法律改正が必要ならする。それが必要になってきています。
飯田浩司のOK! Cozy up!
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