真矢ミキ主演ドラマ「さくらの親子丼」第2弾放送決定

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真矢ミキ主演のドラマ「さくらの親子丼」(東海テレビ・フジテレビ系 2017年「大人の土ドラ」枠で放送)の続編の制作と2018年12月からの放送が決定した。今作は、「オトナの土ドラ」では初めて“シリーズもの”となる。

真矢ミキ主演ドラマ「さくらの親子丼」第2弾放送決定

行き場を無くした子どもたちにこう語りかけ、無償で親子丼をふる舞い続けた古本屋の店主・九十九さくら(真矢ミキ)。そんなさくらが1年ぶりに「オトナの土ドラ」に帰ってくる。今回、さくらを待ち受けていたのは、オトナに固く心を閉ざした子供たちだった。

パート2での舞台は、さくらの古本屋兼自宅の「九十九堂」から「子どもシェルター」に移る。シェルターは、虐待を受けた子供たちが一時的に避難・保護できる施設で、親やオトナから子ども守るため、その場所は一切公表されていない。クリスマスも、お正月も、そして今夜も帰る家のない子どもたちが、いまのこの時代にもいるのだ。

シェルターの食事スタッフとなるさくら、演じるのは真矢ミキ。パート1では、これまでのイメージから一転、闇を抱え悩む下町のお母さんを熱演し、女優のキャリアとして、新たな一面をみせた真矢ミキが、さらにパワーアップ!“強靭なおばちゃん”を演じる。そして今回は、親子丼だけでなく様々なメニューが登場。そこに描かれる親子の物語も、みどころの1つ。

脚本は、前作に引き続き清水有生。NHK朝の連続テレビ小説「あぐり」「すずらん」や昼ドラ「明日の光をつかめ」、「3年B組金八先生」などを手掛けたベテラン脚本家が、実際にシェルターで取材を重ね、書き上げたオリジナル作品。

「家族」「親子」という枠から、はじき出されてしまった子どもたちが、生活を余儀なくされるシェルター。その過酷な現実に打ちのめされながらも、食事を通じ子どもたちと向き合うさくら。さらなる困難にどう立ち向かうのか―。
さくらと子供たちが織り成す愛と苦難のドラマ「さくらの親子丼2」は2018年12月スタート。

真矢ミキ コメント

真矢ミキ主演ドラマ「さくらの親子丼」第2弾放送決定

●「オトナの土ドラ」初のシリーズもの 続編決定について
うれしいですね。私、何事においても初めてって“好物”なんですよ(笑) パート1は現場が一丸となり、みんなが一歩、一歩前に進みつつ作っていました。この作品が、人の心に訴えるものがあるというのは、ドラマに関わった人たちの泥臭さがあったからでしょうか…。どんなに時代がハイテクになっても「最後は人の気持ちが、ドラマを作るんだ」との気持ちで、スタッフ・キャストみんなが繋がっていましたね。そういうひとつひとつが良い思い出なので、初の続編ということは光栄だし、うれしいですね。前作はまるで修行僧のような気持ちで取り組み、想像の域を超えるさくらの気持ちを、理解したふりだけはすまいと常に思っていました。終盤に近づけば近づくほど難しくて、青少年たちの更生を願い温かく導くのがこんなに大変なことかと感じてもいました。今回も予定調和に終わることなく、さくらの気持ちを出していきたいです。ただパート2は、前作から数年後とかでなく、物語がすぐ続いているんです。髪の毛の長さとか、回想シーンとか、1年ぶりの私にちゃんと演じられるのか、チョッと不安です。「大丈夫、私。一年で老けてない!?」と(笑)

●「さくらの親子丼2」への意気込み
この作品に携わり、子供たちを取り巻く環境や、様々な問題にさらに目が行くようになり、「こんなに多いんだ」と実感しています。「さくらの親子丼2」は、いままさに社会が直面している問題を描いているんです。子供たちに関わるニュースを見聞きすることで、「いま、やるべき作品なんだ」 と、私の背中を押してくれ、心を奮い立たせてくれています。さくらも模索していますし、ドラマ自体、答えを提示するような作りではありません。今回も謙虚に取り組み、パート1の出来事を経てのさくらというのを随所で見せていきたいので、心のひだをさらに丁寧に演じていくつもりです。

●視聴者に向けてのメッセージ
このパート2も、視てくださった方が前向きな気持ちになる作品になればいいなと、心から思っています。土曜日って、新しい週に向けての大切な日だと思います。ゆっくり湯船に浸かって、一週間の汚れを洗い流し、疲れを癒し、そして自分を省み、生き方に考え巡らせるような、そういうドラマに私はしたいです。ぜひ、皆さんで 「さくらの親子丼2」の世界に浸ってください。

オトナの土ドラ「さくらの親子丼2」

真矢ミキ主演ドラマ「さくらの親子丼」第2弾放送決定

【放送日】2018年12月1日(土)~2019年1月26日(土)<全8話予定>
【放送時間】毎週土曜日23時40分~24時35分
【放送局】東海テレビ・フジテレビ系全国ネット

【主演】真矢ミキ

【企画】横田 誠(東海テレビ)
【原作・脚本】清水有生 「あぐり」「すずらん」「3年B組金八先生」「明日の光をつかめ」 他
【演出】谷川 功 「プラチナエイジ」「いつまでも白い羽根」
/木内健人 「さくらの親子丼」「霧に棲む悪魔」
【音楽】富貴晴美 「マッサン」「花嫁のれん」 他
日本アカデミー賞 優秀音楽賞(「わが母の記」 「日本のいちばん長い日」)
【チーフプロデューサー】市野直親(東海テレビ)
【プロデューサー】河角直樹(東海テレビ)/浦井孝行(オスカープロモーション)/村山太郎(オスカープロモーション)
【制作著作】オスカープロモーション

クリスマス、お正月、そして今夜も帰る家のない子供たちがいる。
絶望の淵で流す涙が、幸せの種になるように―
手を差し伸べるさくらと子供たちの物語。

<STORY>
一日だけ…三谷弁護士(55)に頼まれ、九十九さくら(53)が、食事スタッフとしてやってきたのは子どもシェルター「ハチドリの家」。虐待などを受けた子どもたちが一時避難する施設で、親や大人から守るため、場所は公にされていない。そこにいたのは…

母親の愛人から性的虐待を受けていた井口茜(17)。記憶と言葉を失い名前もわからない少女・古井戸貞子。風俗店で働いていて、妊娠8ヶ月だ。

父親から性的虐待を受け、反動で中学生の頃から売春や覚せい剤に手を染めた新城由夏(19)。

盗癖があり、ヤクザから追われていた藤島玲奈(18)。

裕福な家庭に生まれ、成績優秀も、親から虐待を受けていた小宮山詩(18)。

母親の再婚相手から性的虐待を受け、その憎しみから自ら名前を変えた白鳥マリア(17)。

この他に、性同一性障害を抱え、家でも学校でも居場所を失った中里拓士(18)、少年院から仮出所中の大豆生田香(17)。
いずれも、壮絶な地獄を見てきて子どもたちだった。

「親と子が一緒になって親子丼―」行き場のない子どもたちに、さくらが無償で親子丼をふる舞って15年。親も子どもも、どこかで求め合っている、そう信じているからだ。

きっかけは、長男・悠平の事件を機に知り合った三谷弁護士。犯罪被害者家族と加害者弁護士という関係だったが、子どもの人権を守るため奔走する三谷の姿に共鳴、信頼する間柄に。

ハチドリの家は、三谷とその下で働く、新人弁護士・川端哲也(25)、教師から転身したホーム長・鍋島真之介(50)の3人で運営する。そこに、食事スタッフとして参加することになったさくらだが…

「何が親と子一つになって親子丼だよ。何で一つになんなきゃいけねえんだよ、マジありえねえ」
さくらは、これまでやってきことを真っ向から否定されてしまう。

「あの子たちは小さい時から何食べたい?と聞かれた経験が、ほとんどないんです」
鍋島の説明通り、食べる喜びはもちろんのこと、自分が食べたいものすら分からない子供たち。そんな中、料理を通じて、信じられる大人がいることを伝えようと奔走するさくら…

これっぽっちも親を信じられない、自ら親を捨てた子どもたちが暮らす「ハチドリの家」。果たしてさくらは、子どもたちに手を差し伸べ続けることができるのか…

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