「高嶋ひでたけと里崎智也 サタデーバッテリートーク」(2019年2月9日放送)では、ソフトバンクの捕手、甲斐拓也選手に、番組パーソナリティーの里崎智也がインタビューを行った。
昨年の日本シリーズでは、セリーグトップの盗塁数95個を誇る広島カープに対し、日本シリーズ記録の6連続盗塁刺を達成。重要な局面で、広島カープの機動力を封じるプレーは“甲斐キャノン”と呼ばれ話題になった。
「実は、日本シリーズに入る前に、牽制も入れることも多くなるし、クイックもできるだけやって欲しいと話しました」
それを受けて里崎は「バンデンハークのクイックが速くなっていた感じがした」と印象を述べると、
「(バンデンハークは)どちらかというとクイックが速い方ではないのですが、頑張ってやってくれました。心強かったです」
と、バッテリー間で広島カープの機動力を封じるための策を講じていたことを明かした。
昨年、日米野球に出場した際には、メジャーで9度のゴールドグラブ賞に輝いたモリーナ選手と交流した甲斐選手。モリーナ選手のキャッチャーミットを見せてもらい、
「メジャーの球は動くので大きいイメージだったのですが、思ったより小さくて浅かった。僕もどっちかというと、てのひら感覚で捕るっていうタイプだったのでびっくりしましたね」
と、同じようなミットを使用していることに驚いたそうだ。
また、甲斐選手がこれまで受けてきた投手で最もインパクトがあった投手に、楽天イーグルスの岸投手の名前を挙げ、
「オールスターの時に受けさせてもらったんですけど、すごく低いところから伸びてくる。パワプロみたいに、ミットを置いたところに吸い込まれてくる感覚。真っすぐは140キロ台なんですけど、それ以上出ている感じ」
と、岸投手のストレートを絶賛した。
また甲斐選手から現役時代に名捕手として活躍した里崎へ逆インタビューするシーンも。「キャッチャーとして一番大事にしていることってなんですか?」という問いに里崎は
「タダでもできること。つまり、声を出して堂々とすること。打撃や守備で結果を出すことは簡単じゃない。でも、声を出して堂々とすることは調子が悪い時でも、どんな時でもタダでできる。俺に任せていればなんとかしてくれるという姿勢を常に見せる。下を向いていたら誰も信用してくれなくなるからね」
と語った。甲斐選手は、今シーズンのテーマに「信頼を勝ち取ること」と明かし、
「信頼を得るために、その姿は大事ですよね。すごく勉強になりました」
と、感銘を受けた様子だった。最後に里崎は、「これからたくさん吸収できると思うから、どんどん上り詰めて欲しいです。僕の話しが1%でも力になれば」とエールを送り、この話題を締めくくった。
高嶋ひでたけと里崎智也 サタデーバッテリートーク
FM93AM1242ニッポン放送 土曜18:00-20:30