ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー！」（5月2日放送）で、“詐欺の被害にあった”体験談を紹介した。

番組リスナーから“詐欺の被害にあった”体験談を送ってもらった。最新の詐欺の手口は、かなり巧妙化しているので、注意喚起の意味を込めて、参考にしてほしい。

50代の会社員・男性からのエピソード。

『我が家も数年前、オレオレ詐欺の電話がありました。朝早い時間に、私の携帯に間違い電話が一度ありました。それは今思うと、本人確認的な電話だったようです。その日の午後、自宅に警察から電話が。

「ご主人が運転中に妊婦さんと接触事故を起こし、今、妊婦さんは、病院に運ばれました。行きつけの病院ではないため、保険が効かずに、19万円かかってしまいますので、病院に振り込んで下さい」

と言う内容。病院の経理の方も電話にかわり、振込先を伝えてきました。その間、私の携帯電話には、家から確認の電話がかけられないよう、ずっと無言電話が鳴りっぱなしでした。妻が対応していましたが、「主人に代わってほしい」と言うと、「ご主人は今、警察に行っています」と言うことでした。その時、学校の試験で早く帰ってきた息子が、「何かおかしい」と気づき、私の会社の携帯電話にかけてきました。

事故は、「横浜で起きた」と相手は言っていたのですが、その時、私は、川崎にいたことから、詐欺だと分かり、警察に連絡。刑事さんが家に来て、妻に「オレオレ詐欺だ」と説明。何とかして払ってしまいそうな19万円と言う微妙な金額。もう少しで騙されるところでした。』

50代の主婦・女性からのエピソード。

『私の知り合いが、医療費が戻ると電話がかかってきて、まんまと騙され、およそ80万円の詐欺にあったそうです。詐欺師は、ガードマンなどがいない、とあるスーパーにあるATMを指定。おそらく銀行ですと、電話の内容からバレてしまうと考えたのでしょう。その人は普段、機械が苦手で、息子さんと一緒に銀行のATMで下ろしていたのですが、「一人で出来る！」と思い、疑いもせずに行ってしまったそうです。ちなみに、息子さんには、詐欺にあったことは、まだ言っていないようです』

お金を振り込む前に、詐欺だと気が付いたケースもあるが、ダマされてお金を振り込んでしまった体験談も寄せられた。また、最近の詐欺は、本人確認をするなど、かなり巧妙化している。“行きつけの病院ではないので、保険証が使えない”、“ATMを指定してくる”など、ちゃんと考えれば、おかしい話なので、少しでも不審な電話があったら、警察に相談すべきだろう。

垣花正 あなたとハッピー！
FM93AM1242 ニッポン放送　月-金　8:00-11:30