水谷豊 『相棒』 と並行して映画脚本を初めて書いた苦労とは?
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俳優の水谷豊がニッポン放送「高田文夫と松本明子のラジオビバリー昼ズ」(5月6日放送)に出演し、監督・脚本・出演を務めた映画『轢き逃げ 最高の最悪な日』の裏話を語った。
5月10日(金)に全国公開された映画『轢き逃げ 最高の最悪な日』は、水谷豊の長編映画監督第2作。同作は、あるひき逃げ事件をきっかけに、加害者と被害者、その事件を追う刑事たちの複雑に絡み合う人生を描きながら、それぞれの心の奥底に抱える思いを浮き彫りにしていくヒューマンサスペンス。
監督のみならず完全オリジナル脚本を手掛けて出演も果たした水谷が、「映画『轢き逃げ 最高の最悪な日』で初めてチャレンジしたことベスト3」を発表した。
第3位は……「脚本」
脚本を手掛けたのは、思いついたアイディアを口頭で伝えることが困難なため、文字にしたことがきっかけだというが、書き始めると、なんと全体で241ページのボリュームに!
高田「(脚本を書くのは)初めてなんだもんね」
水谷「そうですね。書いていると止まらなくなってくるんですよね。噂には聞いていたんですけど、あるんですね」
高田「噂を信じちゃうね~」
ちなみに、脚本を書いていた当時は、テレビドラマ『相棒』(テレビ朝日)の撮影もしていたため、大変な思いをしたという。
第2位は……「ドローン撮影 クレーン撮影」
撮影イメージを伝えたところ、「できます。ドローンを使えば」と撮影監督に言われ、ドローン撮影を決めたという水谷。ドローンは、住宅地の上を飛ばすことができないのだが……
水谷「近くに川が流れていて、川の上なら大丈夫ということで、撮影許可が下りたんですよ。その許可が下りるまでは、心の中がサスペンスでしたね」
高田「クレーンも使ったの?」
水谷「初めて乗りましたね」
高田「落ち着いて画が見られないでしょ」
水谷「怖いんですよ。周りが見えないように手で押さえて」
高田「なるほど、画だけを見て(笑)」
第1位は…「ドルビーシネマ」
今作では日本で初めて『ドルビーシネマ』を採用した。『ドルビーシネマ』とは、肉眼で見る映像に近い『ドルビービジョン』と、全方位スピーカーで映像とシンクロする音が体感できる『ドルビーアトモス』が組み合わされた最先端の映像上映システム。まるで映画の世界に入り込んだような“没入感”を味わうことができる。
水谷「4年ぐらい前にテストで見せてもらったときに、色、世界観にびっくりしまして。色の使い方の幅が今までとは比べ物にならないんですよ」
『ドルビーシネマ』は、これからの日本映画でスタンダードになっていく上映形式かもしれない。
高田文夫のラジオビバリー昼ズ
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