川崎殺傷事件~直後の現場の壮絶な様子
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(5月29日放送)に饗庭佑奈記者が出演。川崎で起こった殺傷事件の現場を詳細に解説した。
川崎の殺傷事件~19人が刺され2人が死亡
5月28日、午前7時40分ごろ、川崎市多摩区登戸新町の路上でスクールバスを待っていた児童17人と大人2人が男に次々と刃物で刺され、小学6年生の女の子と児童の保護者の男性2人が亡くなった。岩崎隆一容疑者は自ら首を刺し搬送先の病院で死亡が確認されている。
飯田)28日朝に発生した事件ですが、事件現場となったのは東京都と神奈川県川崎市の境にあたる場所の神奈川県側、川崎市多摩区登戸新町。登戸駅という駅の近くで、公園付近の路上でした。スクールバスを待っていた小学生らに男が刃物2本を持って近付き、次々切りつけました。事件を取材したニッポン放送報道部、饗庭佑奈(あいばゆうな)記者にスタジオに入って貰いました。現場に入られて、直後はどのような様子でしたか?
饗庭)場所はバス停からコンビニエンスストアの辺りまでの50mくらいの間です。現場に入ったときにはすでに規制線が張られていて、マスコミ各社が規制線の前から映像を撮っていました。警察車両が複数停まっていまして、警察が現場を調べている最中でした。
飯田)救助活動はある程度終わって、その後の現場の調べというような段階ですね。広範囲にわたって血の跡が残っていたという報道もありましたけれども。
2ヵ所に血の跡
饗庭)実際に現場にいた方に話を聞きましたが、血がたくさん出ていたということです。お昼過ぎに現場で取材していたところ、神奈川県警が血の跡を消しているところを見ました。ジェット噴射のように道路に向けて水を噴射して、ブラシでこすっていました。
刺された現場の路上は、登戸方面からまず市バスのバス停があって、スクールバスのバス停があって、この間は10mくらいです。その20m先にコンビニエンスストアがあるのですが、コンビニエンスストアの前で1ヵ所、市バスのバス停の前で1ヵ所。この2ヵ所で水を噴射して血の跡を流していましたが、けっこう距離があるなと感じました。
飯田)現場のまわりは住宅街なのですか?
饗庭)住宅街というよりは、駅近の印象が強いです。完全に表通りで、皆さんが通勤通学にここを通られるのではないかというような、人通りの多い場所でした。
飯田)そうすると事件を目撃された方も複数いらっしゃったのでしょうね。
饗庭)お近くに住んでいる方に話を聞けたのですが、バス停の近くからコンビニエンスストアの角を曲がるところまで、皆さん2列になって並んでいたということです。歩道が狭いので2列になって長く並んでいて、バスに往復で運んでもらうのを待っているのがいつもの光景ですが、いつもと変わらない朝だったと話していました。
飯田)けっこう長い列になっていたのですね。
事件後の現場の様子
饗庭)刺されたときも、子どもが20~30人くらい縁石に腰かけて呆然としていたということでした。他にも現場を見た方にお話をお聞きしましたので、お聞きください。
目撃者1)運ばれて来た女の子は毛布が掛かっていて、手の部分だけ、腕が出ているような状態でした。ただ点滴のようなものはされて、医師の方か、救命の救急車の方とは違う方が声を掛けながら、大丈夫だからね、もうすぐだからという問いかけは何となくあるような状態ではあったので、まったく意識がない状態では無かったです。
目撃者2)バス停のところに4~50cmくらいの血だまりがあるような。
飯田)その後は学校で会見もありましたけれど、一方で保護者会もあったということです。
饗庭)5時から保護者会が行われまして、6時から記者向けの会見でした。保護者の方々が保護者会に入るのを見ていましたが、皆様、黒い服をお召しになって、とても沈痛な面持ちで入られていました。お子さんと一緒に入って行く方が、お子さんの肩や頭を包み込むように抱えて入って行く様子が印象的でした。
飯田浩司のOK! Cozy up!
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