ニッポン放送「草野満代夕暮れWONDER4」（7月1日放送）で、虫刺されについて、医師が回答した。

リスナーの健康に関する質問メールを番組で紹介した。

『先日、家族でバーベキューに行ったとき、何カ所が蚊に刺されました。小さいころからのクセで刺されたところを爪でバッテン。息子を見ると、わたくしと全く同じ事をしていました。自分だとなにも思わなかったんですが、子供のバッテンを見たとき、「これはよくないかも」とふと思いました。ただ無意識にやることもあるし、かゆみもおさまる気がします。いいのか悪いのか教えてください』
（袖ケ浦市　ラジオネーム：サクっと佐久間　男性　36才）
これに対して医師が回答した。

「結論から言うと、症状が悪化するのでお勧めできません。要するにダメです。

虫刺されの際は腫れと痒みが症状として出現しますが、この原因は虫が持っている毒成分が刺激となって引き起こされるアレルギー反応です。刺された部位に引き起こされる局所のアレルギー反応は物理的な刺激によって症状が増悪することがわかっています。

掻きむしるよりは、爪でバッテンする方が、物理的な刺激が少ないかも知れませんが、いずれにしても刺激には変わりありませんので、お勧めできません。虫刺され用の軟膏を、できるだけ早めに使用して下さい。市販薬でも良いと思います。軟膏がない場合は、冷やすと炎症を抑える効果があるので良いです。

と言っても、掻きむしりたくなるのが人情です。私個人は、刺された場所直接ではなく、少し離れた場所、手足であれば刺された場所より体に近い部位を爪で掻いたり、バッテンしたりすることで、症状を紛らわしています。そうすると、刺された場所の腫れがひどくならないで、多少は症状が緩和されるような気がします。もちろん非科学的です。後は、少し我慢すると痒みの波が過ぎ去ると思います。精神力を鍛えるために耐えています」

草野満代 夕暮れWONDER4
FM93AM1242ニッポン放送　月曜-木曜16:00-17:40