3月26日(木)深夜放送のラジオ番組『ミューコミプラス』(ニッポン放送・毎週月-木24時~)に、5月16日(土)公開の劇場版アニメ『映画 ギヴン』で主人公の佐藤真冬を演じる声優・矢野奨吾が出演し、声優になるまでの生い立ちを語った。
キヅナツキによる人気コミックが原作で、2019年7月~9月まで放送されたTVアニメ『ギヴン』。その映画化作品となる『映画 ギヴン』で主人公を演じる矢野奨吾だが、実は俳優・タレントの三宅裕司率いる劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)に所属する俳優でもある。そんな矢野は、紆余曲折を経て声優の仕事にたどり着いたという。
吉田尚記アナウンサー:矢野さんは声優ですがSETにも入っていて、元々は舞台役者になりたかったんですか?
矢野:もともと舞台役者志望で入ったんですけど、その前に色々紆余曲折がありまして。最初に『新世紀エヴァンゲリオン』を観て声優になりたいと思ったんですけど。その前は実はアナウンサーになりたかったんですよ
吉田:えっ、そうなの?
矢野:アナウンサーになるために一回浪人をしてるんです。大学進学で徳島から東京に行くために浪人したんです。その浪人中に『新世紀エヴァンゲリオン』を観て声優になろうと思ってしまい、上京して専門学校に通い始めました(笑)
吉田:そこからどうやってSETに?
矢野:養成所を出て一回事務所預かりにはなったんですけど、芽が出なくて、辞めて就職活動をしようと思って。就活ではマネージャーさんになりたくて
吉田:え? 芸能界の?
矢野:はい。そこで大手芸能事務所のマネージャーの最終面接の手前くらいで、「君は本当は役者をやりたいんじゃないの?」って突然言われて。僕も「はい。やりたいです」って(笑)。
吉田:ちょっと待って(笑)。明らかに素直すぎるでしょ。
矢野:「愚直とはこのことだ」と、自分でも思いました
吉田:その言葉、額に書いて貼っておきましょう(笑)
マネージャー志望の面接によって、自身の役者への思いに気づいた矢野。その時の面接担当者が「声の仕事がやりたいなら、舞台とかなんでもできるところに入ったらいいんじゃない?」とアドバイスしてくれたため、そこから色々調べてSETを知り、研究生に応募したという。
その後は、アルバイト生活を送りながら役者として下積みを重ね、ようやく声優デビューを果たしたことを明かした。
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