お笑いコンビ「キャイ~ン」の天野ひろゆきが4月25日、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組「サタデーミュージックバトル 天野ひろゆき ルート930」(ニッポン放送・毎週土曜13時〜)に生出演。23日に新型コロナウイルス感染症による肺炎で亡くなった女優・岡江久美子さんとの「はなまるマーケット」(TBSテレビ系)での共演の思い出を語り、悼んだ。
同番組の冒頭で「今日は非常にいい天気なんですが、やはりコロナの影響で、在宅が続いている方が多いと思うんです」とトークを進めた天野は、「そんななかで、私の大変お世話になりました岡江久美子さんがお亡くなりになってしまいましてですね……」と話し、岡江さんとの思い出を明かした。
「私、本当にお世話になりまして。いつも(岡江さんに)会うと、僕が挨拶に行かなきゃいけないのに、すぐ(私を)見つけて『あー!あまのっち、元気!?』って、本当にエネルギッシュで、人生を楽しむエネルギーに満ち溢れてた方でしたね。それで、もういろんな情報もたくさん入れられてて、『こんな美味しい店あったよ』とか、そういうのも私に教えてくれたりとかしましてですね。そんな岡江さんが、なぜ……亡くならなければいけなかったのかっていうことがね、本当に悔しい思いでですね……。そのニュースを受けてからずっと、いろいろと岡江さんの ことばかり考えてしまったんですが……」
そして、4年もの間共演した「はなまるマーケット」などで岡江さんから学んだことについて、途中、涙声になりながら語った。
「本当に思い出がいっぱいありましてですね。『はなまるマーケット』の火曜日で4年間をご一緒させていただいたんですが、テレビで僕が一番勉強になったことは、岡江さんが自分に正直であるっていう……例えば、食べ物を食べたときに『私は絶対に、美味しくないと思ったものをおいしいとは言わない』と。それって、こういう世界にいたら意外に流されて、そういうところをうまくまとめちゃったりとか、自分の意見を曲げちゃったりとかすることもあると思うんですけど、全くそういうところがなくて『やっぱり私は、別の表現の仕方でそういうことを伝えたい』と。だから、そういった芯の核の部分がすごい強い方だったっていう印象もありますし、そして、みんなを明るくしてくれて、エネルギッシュな。だから、本当に岡江さんのまわりにスタッフもみんな集まって、すごくエネルギーを皆さんに分けてくれてた方だなと思います。本当にお世話になりまして、ドラマとかでも共演したときも自分もセリフ大変なのに僕のことを気遣ってくれたりとかして。いろんなご飯食べに行ったり、うちにも来てくれたりして、そんなときにも僕のつくったご飯を『おいしいおいしい』って言ってくれましてね。そんな思いが、どんどん出てきちゃって本当につらい思いなんですが……」
最後に、少し声を震わせながら、岡江さんを追悼した。
「ご家族の皆さん、(大和田)獏さんも(大和田)美帆ちゃんも、大変つらい思いをされてると思うんで、かける言葉もないんですが……。岡江さんのご冥福を心からお祈りしたいと思います。岡江さん、ありがとうございました」
番組情報
土曜日の午後にお届けする「サタデーミュージックバトル 天野ひろゆき ルート930」。午後1時から3時までの前半2時間は毎回2組のゲストが、クイズバトルに挑戦! クイズに正解した方のリクエスト曲がかかるミュージックバトルです。そして、午後3時からは、旬なアーティストをお迎えして最新の音楽シーンをお届けしていきます。
<アシスタント>宮島咲良