黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に芸人兼ソロキャンプYouTuberのヒロシが出演。ソロキャンプYouTuberになった経緯について語った。
黒木)毎日さまざまなジャンルのプロフェッショナルにお話を伺う「あさナビ」。今週のゲストは芸人兼ソロキャンプYouTuberのヒロシさんです。
ヒロシ)ヒロシです、よろしくお願いします。はじめまして、黒木さんは僕のことをご存じですか?
黒木)もちろんでございます。私も九州、福岡なので、ヒロシさんのしゃべり方「~ですよ」がすごく気持ちがよくて。熊本ではないですか?
ヒロシ)荒尾というところです。方言が似ているところですよね。黒木さんにそのイメージがなく、東京の方だと思っていました。
黒木)ソロキャンプYouTuberとしてご活躍なさっているということですが。
ヒロシ)これはさすがにご存じないでしょう。
黒木)知りませんでした。
ヒロシ)「ヒロシです」というネタで1回売れて、いわゆる落ち目になりました。イメージがつかないと思うのですが、キャンプが大好きで、それをYouTubeで5年前から配信しています。そうしたらこれが人気になって、キャンプ、アウトドアの世界では有名になり、そちらで人気が出ました。いまはその仕事で呼ばれることが多くなりました。
黒木)その人気はどのように捉えていますか?
ヒロシ)驚いています。動画もキャンプの動画を撮っているだけで、僕はあまり出て来ません。僕が撮って、僕が編集して、僕がアップしているので僕の手とか、火を起こす様子などを記録として趣味で撮っていたのです。
黒木)それをYouTubeに上げようと思ったのはなぜですか?
ヒロシ)キャンプ好きの仲間がいるのですが、キャンプに行きたくても行けないときがあります。そういうときにみんなで集まって、僕が撮った動画をタブレットやパソコンで観て盛り上がっていたのです。それで楽しくなって、YouTubeにアップするようになりました。
黒木)2019年に刊行された『ひとりで生きていく』というヒロシさんの著書にも、「いろいろな種まきをして、そのなかの1つにもし芽が出たら、それをまた育てて行けばいい」と書いてありましたけれども。
ヒロシ)「ヒロシです」で売れてから、いろいろなことをやっていました。喫茶店を開いてみたり、バンドをやってみたり。そのなかでも、YouTubeのソロキャンプはただ好きだからやったものです。何も考えずにやっていたものが人気を得たのです。
黒木)キャンプでも、なぜソロキャンプなのですか?
ヒロシ)若いときはみんなでワイワイやることが楽しいものですが、僕ぐらいのおじさんになると、1人の時間をゆっくり自分のペースで過ごしたいという人は、けっこういらっしゃるというのを感じています。
黒木)でもお家でも1人だし、1人になれますよね。
ヒロシ)僕はね。
黒木)キャンプでも1人。
ヒロシ)基本的にずっと1人です。
ヒロシ/芸人・ソロキャンプYouTuber
■1972年1月23日生まれ。熊本県出身。九州産業大学卒業。
■福岡で芸人として活動を始め、上京後は新宿・歌舞伎町でホストの職に就く。
■2004年頃、ピン芸人として「ヒロシです。」のフレーズで始まるネタでブレイク。
■以降、お笑い活動の他、俳優・ラジオパーソナリティ・執筆活動など幅広い分野で活躍。現在はカフェを経営しながら、お笑いライブなどの活動を続けている。
■また2015年3月からはYouTuberとして『ヒロシちゃんねる』を開設! 自ら趣味であるソロキャンプ動画の撮影編集を行い、人気を集める! チャンネル登録者数は69.6万人(5/12現在)。ソロキャンプYouTuberとして人気を博し、2019年9月には関東近郊の山を購入した。
■2018年には講談社から著書『働き方1.9〜君も好きなことだけして生きていける〜』、2019年には廣済堂出版から著書『ひとりで生きていく』を発売。
■テレビ:BS朝日・熊本朝日放送『迷宮グルメ異郷の駅前食堂』、ラジオ:静岡放送『聴くディラン』…その他、雑誌連載などさまざまな分野で活動されている。
番組情報
毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳