榊原郁恵が語る夫・渡辺徹の“意外な一面”
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黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に女優・歌手・タレントの榊原郁恵が出演。夫・渡辺徹との関係について語った。
黒木)今週のゲストは女優・歌手・タレントの榊原郁恵さんです。郁恵さんのご主人は俳優の渡辺徹さんです。渡辺さんは19歳でデビューなさったのですよね?
榊原)『太陽にほえろ!』に出たのが19歳くらいらしいです。高校を卒業し、文学座に入って、研究生から準座員になり、いま座員です。
黒木)ご結婚なさったのは、いつごろですか?
榊原)私が28歳で彼は26歳のときです。『風の中のあいつ』というドラマで知り合いました。その前に、私が堺正章さんと『ザ・トップテン』の司会をやっているときに彼の『約束』でランキングされて、1回出ているのです。それが初顔合わせだと思いますが、そのときは全然ね。
黒木)ドラマで共演なさって。
榊原)半年間くらいかな。共演して、すごく気が合って、連絡先を交換し合って。携帯がない時代なので。
黒木)そうですよね。家電ですよね。
榊原)家電です。それからお付き合いが始まり、結婚に至るのですけれども、3年くらいはお付き合いしました。
黒木)徹さんがダイエットをするときに、郁恵さんが食事を考えられたということが話題になりましたけれども。頑張ったのですか?
榊原)いろいろなダイエットをしました。そのたびに失敗するわけです。身体を悪くして、医療の方にもお世話になって、栄養指導を受けることもありました。つくっているのは私か母なので、私と母が怒られるのですよ。舞台で地方公演に行くと、自分で自分の身体を管理しなくてはならないですし、忙しいので大変でした。
黒木)いまは?
榊原)もうだいぶわかって来ましたし、これだけ夫婦を長くやっていると、好みもだんだん落ち着いて来ますね。
黒木)落ち着いて来るし、似て来ますしね。
榊原)似て来ますよね、本当。楽になりました。
黒木)円満の秘訣は何でしょう?
榊原)かっこいいことを言えば、「相手を思いやること」だと思いますが、相手との距離感を取ることが上手になりました。育ち方も違いますし、いろいろなものに対しての考え方も違います。「何でこんなに違うのだろう」「何でこんなに理解してもらえないのだろう」と1人で苛立って、不安になって、「思っていた夫婦の理想と違う」とがっかりしたこともありましたけれど、「そうではないんだ」と。「違うところを持っているからこそ好きで、自分に必要だと思ったのではないか」と。そうするとお互い、いい距離感が持てて、理解できるようになって、うまいこと回るのですね。
黒木)家庭のなかで揉め事があると、人前で笑えませんものね。
榊原)主人はああ見えてA型で、とても繊細な人で記憶力もとてもいいのです。文学座の方なので、本をしっかり読み込むタイプです。「お前の言っているその裏の気持ちはどうなんだ」と言うのです。私は直球なので、「私、何の裏もないんだけど」と言っても、「いや、お前のその表情は……」と来るのですよ。役者さんが旦那さんだと大変って思うのですが、こっちも考えてみたら芝居するときもあるわけで(笑)。
榊原郁恵(さかきばら・いくえ)/女優・歌手・タレント
■1959年生まれ。神奈川県出身。
■1976年「第1回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを受賞。
■1977年1月1日に歌手デビュー。
■1981年~1987年まで「ブロードウェイミュージカル・ピーターパン」で初代ピーターパンを務める。以降、歌手・女優・タレントとしてさまざまな舞台で活躍。
■1987年、俳優・渡辺徹と結婚。長男・渡辺裕太さんも俳優・タレントとして活躍。
■2021年3月から舞台「たぬきと狸とタヌキ」を上演。映像配信も実施予定。
番組情報
毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳