榊原郁恵~50歳から始めた野菜づくりの魅力

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黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に女優・歌手・タレントの榊原郁恵が出演。趣味である家庭菜園について語った。

榊原郁恵~50歳から始めた野菜づくりの魅力

榊原郁恵

黒木)今週のゲストは女優・歌手・タレントの榊原郁恵さんです。郁恵さんの趣味が家庭菜園で、10年ほど前から畑を借りて、本格的に野菜づくりをしていらっしゃるということですが。

榊原)50歳くらいになったときかな。高校2年生でこの世界に入ってしまって、自分のなかで、これといったものが手元に何もないような気がしていたのです。もう1度何か学びたいと。そんなときに、私は神奈川県の厚木市出身なのですが、JAあつぎで農業塾というものをやっていることをスタッフの方が仕入れてくださって、そこで学ぶことにしたのです。2年間行きました。カリキュラムを受けて、2年で卒業というときに、「私、2年じゃもの足りない」と思って、農業塾にいらっしゃった方々と近くの畑をお借りして、そこで始めたのです、皆さんと。趣味として。

黒木)どんな野菜をつくっていらっしゃるのですか?

榊原)普通に冬だったら冬野菜。大根、ねぎ、白菜、キャベツ、ブロッコリー、そして小松菜、ホウレンソウ、いまも玉ねぎの苗がもう植わっています。夏になればトマト、きゅうり、ゴーヤ……。数々の失敗を繰り返して来ましたけれど、生きものを育てているんだなという感動は得られるし、子育てをもう1回始めたような感じです。

黒木)そんな喜びがあるのですか。

榊原)最初は、どの程度手をかけてあげたらいいのかがわからなくなって、大事にお水をやっても、ヒョロヒョロの苗ができたり。適度な手の加え方。タイミングの合った手の加え方が難しいですね。

黒木)なるほど。

榊原)本当は無農薬でやりたかったのです。それも勉強したのですが、人間だって風邪を引いたら風邪薬を飲むではないですか。そういうものと同じで、苗の対処がある。あとは私だけが「無農薬でやります」と言うと、それが近隣に対してはどういう影響になるのかということもありますからね。農家さんは隣がすぐ他の人の畑だったりするではないですか。仲はいいのだけれど、自分の育て方があるのですね。「俺はこういうふうにやっているよ」「俺はこのときこうやっているよ」「俺は土をこういうふうにやっているよ」と、その人その人のやり方があるのですね。でも種を蒔く時期はだいたい一緒ですね。黒木さんもやっていらっしゃると聞きました。

黒木)私はランですね。

榊原)あら素敵だわ。土を触ったりするとすっきりしませんか?

黒木)はい。育てているという感じがします。声をかけますもん。

榊原)ですよね。

黒木)はい。郁恵さんの趣味が家庭菜園。いや、趣味ではなくて、もうこれは生きる上で大切なこと、必要なことですよね。

榊原郁恵~50歳から始めた野菜づくりの魅力

榊原郁恵

榊原郁恵(さかきばら・いくえ)/女優・歌手・タレント

■1959年生まれ。神奈川県出身。
■1976年「第1回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを受賞。
■1977年1月1日に歌手デビュー。
■1981年~1987年まで「ブロードウェイミュージカル・ピーターパン」で初代ピーターパンを務める。以降、歌手・女優・タレントとしてさまざまな舞台で活躍。
■1987年、俳優・渡辺徹と結婚。長男・渡辺裕太さんも俳優・タレントとして活躍。
■2021年3月から舞台「たぬきと狸とタヌキ」を上演。映像配信も実施予定。

番組情報

黒木瞳のあさナビ

毎週月曜〜金曜 6:41 - 6:47

番組HP

毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳

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