黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(6月24日放送)に東京・世田谷区のハム・ソーセージ専門店「DADACHA(だだちゃ)」のオーナー、小池保が出演。「DADACHA」のハム・ソーセージの美味しい食べ方について語った。
黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。6月21日(月)~25日(金)のゲストはハム・ソーセージ専門店「DADACHA(だだちゃ)」のオーナー、小池保。4日目は、レバーペースト、ソーセージの食べ方、生で食べられる「魔法のベーコン」について---
黒木)きょうもスタジオには「DADACHA」さんの商品を用意していただきました。
小池)レバーペーストですね、きょうは。
黒木)クラッカーを持ってきてくださっているのですが、私たちはいつも食パンでいただいています。いただきます。
小池)無塩クラッカーをお持ちいたしました。ペースト自体に塩分がありますので、なるべくクラッカーにつけるときは、クラッカーは無塩のものがいいと思います。あとは、バゲットとかパリジャン。フランス系のものをスライスしてその上に乗せて食べる。ウニを食べるように、そのまま食べても美味しいです。何年も前ですけれど、ペーストを買われるお客さんに、「どうやって召し上がっていますか」と聞いたら、「実はうちの息子はご飯の上にペーストを乗せてお醤油をちょっと乗せて食べているのですよ」とおっしゃっていました。そういう食べ方は初めて聞きました。
黒木)レバーを苦手な方も多いのですが、この「DADACHA」さんのレバーペーストはまったく癖がないと言っても過言ではありません。臭みがないですよね。
小池)ありがとうございます。新鮮なレバーを使っているからだと思います。
黒木)冷凍の豚よりも、新鮮な方がおいしくなる。
小池)おいしいですね。加工するにも新鮮なものの方がおいしいと思います。冷凍肉、冷凍豚肉というのは、輸入品で安く手に入るかも知れませんけれども、それでは味が変わるし、私たちのコンセプトではありません。いくら材料が安くなったとしても、それは違うだろうなと思います。
黒木)それは30年愛されてきたこだわりなのですね。
黒木)ソーセージをおいしく食べる方法を教えてください。
小池)大きめのお鍋にお湯をたっぷり沸かしていただいて、沸騰したなかにウインナーを入れて、火は止めてしまってください。そのウインナーの太さによって、3〜4分から5〜6分、7〜8分というようになるのですが、ただそのまま浸けておくだけなのです。それだけで十分中まで温まって、引き上げたときに口で割ると「パチーン」という感じになるのです。
黒木)ホームページでもハム、ソーセージを使ったレシピなどを紹介されていますけれども、小池さんも研究されていらっしゃるのですか?
小池)かつては。ソーセージもハムも完成食品なので、これを使っての調理は、それほどバリエーションがありません。「ポトフをつくりたいのですが、どのソーセージがいいですか」というときには、例えば「ミュンヘナー」という白ソーセージがあります。豚の腸に入れた少し太めのやつ。「これをこういう形で切って、できあがる直前に入れて温めるだけでいいのですよ」とか、そんなことです。
小池)「もっとおいしい食べ方があるのではないか」というのは、常々女房とは話しています。例えば、ハムでもベーコンでも、うちのベーコンは非常に人気があって、「魔法のベーコン」と言ってくださるお客さんもいらっしゃるくらいなのですが、加熱しないで、そのまま食べるのがおいしいのです。
黒木)生で?
小池)生で。
黒木)焼かないで?
小池)焼かないで。
黒木)へえ。
小池)ロースハムもそう、ボンレスハムもそう。ハムステーキにしたいというお客さんは、厚めに切ったものを、焼いてハムステーキでいいのですが。
黒木)ベーコンは生で?
小池)オードブル的に食べたり、サンドウィッチ的にパンに挟んでそのまま食べたり。もちろん焼いてもおいしいのですよ。
黒木)もちろんおいしいです。
小池)うちのは焼くとカリカリベーコンになりますから。焼いてもおいしいけれども、そのままでもおいしいのです。
黒木)まだまだ知らないことがあるのですね。
黒木)ハム、ソーセージと言えばビール、ワインが欠かせませんけれども。その種類によっても選ぶお酒も変わるのですか?
小池)基本的にソーセージにはビールでもいいし、赤白どちらのワインでもおいしいし、日本酒でもおいしいです。
小池保(こいけ・たもつ)/ ハム・ソーセージ専門店「DADACHA」オーナー
■東京都世田谷区尾山台にある ハム・ソーセージ専門店「DADACHA」のオーナー。
■1991年オープン。30年にわたって多くの人を楽しませている。
■店名の「DADACHA(だだちゃ)」は、小池さんの奥さんが山形出身であることに由来。
■小池さんは元カメラマンで、仕事で訪れた南ドイツでハムとソーセージに魅せられた。
■職人さんは別にいて、小池さんは30年間・販売を担っている。
■常連のなかには東京在住のドイツ人も。「本国の味」と保証してくれている。
■看板商品は豚レバーと豚肉を半々に合わせてオーブンで焼いた「レバーケーゼ」。
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番組情報
毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳