ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(11月11日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。新型コロナワクチンの3回目接種について解説した。
新型コロナワクチン3回目接種 ~12月から開始
厚生労働省は全国の自治体に対し、2回目の新型コロナワクチン接種を終えてから8ヵ月以上経過した人を対象に、12月以降、順次3回目の接種を開始するよう通知している。
飯田)新型コロナウイルスに関して、高齢者を中心に先行してワクチンを打っていた時期から、もう8ヵ月ほど経つのですね。
鈴木)2回目の接種をした人が6~7割などと言われていますが、ブレイクスルー感染も考えると3回目が必要だと。言われてみればそうだなという感じです。いまは感染者数が減って流行が収まっているから、「少し山は超えた」という思いもありますが、まだ油断してはいけません。
「国産ワクチン早期実用化要請」を熊本市長が提案
鈴木)ワクチンや飲み薬については、「国産のものを」というのが次の大きなテーマになるでしょう。11月10日に開かれた政令指定都市の市長会議では、熊本市の大西市長が国産ワクチンを急いでもらおうと、国に要請することを提案し、参加した20の政令市長の全会一致で承認されました。
飯田)政令都市から。
鈴木)国産のワクチンや飲み薬が開発されて、近所のお医者さんに「2~3日は人と接しないで寝ていてくださいね」と言われて薬をもらう。イメージですが、そうなるまで私たちは気を付けて行かなければいけないのだと思います。
コロナ飲み薬、160万人分の購入契約 ~米製薬大手と政府が合意
飯田)抗体カクテル療法という、点滴での対応はありますが、点滴ではなく飲み薬が欲しいですよね。毎日新聞が11日の1面トップで、
『コロナ飲み薬、160万人分の購入契約 米製薬大手と政府が合意』
~『毎日新聞』2021年11月11日配信記事 より
……と書いています。10日の総理会見のなかでもありました。
鈴木)岸田さんは総裁選のときから、薬については「年内を目処に」と言っていたので、ぜひやってもらいたいですよね。厚労省の知り合いに聞いたら、「目処が立ちそうだ」と言っていました。
飯田)総理が会見で発言できるということは、そういうことですね。
鈴木)ここは総理のお言葉を信じていいのではないかと思います。
飯田)まず、メルク社などが開発している飲み薬について、緊急承認の形でやるということです。
鈴木)ほとんど緊急だと思います。その間に国産のものを開発して欲しいですね。最低でも半年くらいかかるのかも知れませんが、できるだけ短くして欲しいです。
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