中村雅俊「100%、アーティストとしてのパフォーマンスをしなければいけない」 歌手としての自分を語る

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黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(4月13日放送)に俳優で歌手の中村雅俊が出演。歌手としての自分について語った。

中村雅俊「100%、アーティストとしてのパフォーマンスをしなければいけない」 歌手としての自分を語る

中村雅俊コンサート 全国ツアー最終日のこの日、長男で俳優の中村俊太(左)がケーキを持って誕生日のお祝いに駆けつけ笑顔の中村雅俊(右)  撮影日:2004年02月01日 撮影場所:東京都千代田区 東京国際フォーラム  写真提供:産経新聞社

黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。4月11日(月)~4月15日(金)のゲストは俳優で歌手の中村雅俊。3日目は、歌手としての自分について---

黒木)4月28日からは舞台『富士見町アパートメント2022』を控えていらっしゃいます。そして6月には歌手としてのライブも行われます。

中村)実はこのコロナ禍で一昨年(2020年)と去年(2021年)のツアーがなくなってしまって、「歌いたいな」というときに、去年、ビルボードさんからお声をいただいてやったのですが、すごく楽しいライブができたのですよ。

黒木)デビューからずっと毎年やり続けていらして、一昨年できなかったと。

中村)それまで「ふれあい」から45年間、ずっと歌っていたので、1500回超えしていたのです。それがなくなったときは、さすがにポッカリ穴が開いて、「歌いたいけれど、もうダメかな」なんて思っていたのだけれども、そのときにビルボードのライブがあったのです。

黒木)そのポッカリ穴が開いたときのモチベーションは、どのようにして過ごされたのですか?

中村)勝手に自分の部屋で歌っていたのですが、そのときに「やっぱり歌うことが大好きなんだ」ということを自覚しました。

黒木)ご自分の部屋で。

中村)去年はこれをやって、秋にはフルオーケストラでやるというビルボードの企画があるのですが、そちらにも参加させてもらって、それはまた別の意味で楽しかったですね。60人以上のフルオーケストラをバックにして歌うというのは。

黒木)歌手になったからには、紅白歌合戦に出る、それから2番目の目標は武道館でコンサートをする。そして3番目にはフルオーケストラで歌いたいと、これが全部叶ったのですね。

中村)そうですね。特に武道館は1966年にビートルズがあそこでやったので、聖地ということになって、アーティストみんなが憧れるステージなのですよね。武道館のステージというのは本当に憧れがありましたよね。

黒木)6月9、10日がビルボードライブ大阪。6月13日はビルボードライブ横浜、そして6月24、25日はビルボードライブ東京となります。どのような内容の予定でいらっしゃいますか?

中村)まあ、限られたヒット曲と、喜んでもらえるような曲を……。

黒木)いやいや、何をおっしゃいます。シングルが55枚、アルバムが41枚リリースされて、レコーディングした曲は300曲越え。そのなかから選ばれるのですね?

中村)毎回、セットリストを決めるのが大変なのです。でも苦労してライブして、お客さんが喜んでいる顔を見ると、「よかったかな」と思いますね。そういう喜びを、バンドの連中やスタッフと一緒に味わっています。

黒木)どのようなことで選曲なさるのでしょう?

中村)「今年はこれを歌いたい」という曲を自分で選びます。「こういうのはこうしたらどうだろうか」と、うちのバンドマスターとアレンジを考えるのですが、それがうまくいったときはガッツポーズですね。

黒木)故郷にいらしたときはバスケ部でいらして、そのときもギターを弾いていたということですが。

中村)そうですね、この世代はみんなギターが大好きですからね。

黒木)みんな手習いで習っていましたものね。

中村)自分で曲をつくって、クラブの連中の前で披露するというのが恒例というか、そういう日々を送っていました。

黒木)歌手にもなられて、俳優としても一線で活躍されているという。どちらも大事というか。

中村)本当にそうです。最初の「ふれあい」が売れたときは、「役者が歌っている」というエクスキューズを言うこともありましたが、ライブをやってみると、「そういう言い訳はダメだな」と思いました。

黒木)ライブをやると。

中村)「100%、アーティストとしてのパフォーマンスをしなければいけない」ということは、早い時期から思っていました。楽器もピアノだけだったのですが、サックスやハーモニカなど、できることはやるようにしています。それで45年間やってきました。

中村雅俊「100%、アーティストとしてのパフォーマンスをしなければいけない」 歌手としての自分を語る

中村雅俊(なかむら・まさとし)/ 俳優・歌手
■1951年2月1日生まれ。宮城県女川町出身。
■1970年4月、慶應義塾大学経済学部に入学。
■1973年、大学在学中に文学座附属演劇研究所に入所。
■1974年4月、NTV「われら青春!」の主役に抜擢されデビュー。7月、挿入歌「ふれあい
」で歌手デビューし100万枚突破。
■今までに役者としてTV連続ドラマ主演34本。歌手としてもコンスタントに曲を発表し、
現在シングル55枚、アルバム41枚をリリース。デビューから毎年行う全国コンサートも
1500回を超える。
■加えてCMも味の素、Panasonic等、現在まで36本の広告数を数える。
■2022年4月28日からは 舞台「富士見町アパートメント2022」に出演。
■2022年6月には、大阪・横浜・東京「ビルボードライブ」出演を控える。

番組情報

黒木瞳のあさナビ

毎週月曜〜金曜 6:41 - 6:47

番組HP

毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳

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