中村雅俊が震災後に感じた“歌の力”「受け手の人の気持ちや状況によって、歌は変化します」

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黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(4月15日放送)に俳優で歌手の中村雅俊が出演。歌の持つ力について語った。

中村雅俊

黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。4月11日(月)~4月15日(金)のゲストは俳優で歌手の中村雅俊。5日目は、歌の持つ力について---

黒木)拝見していると、俳優ではなくて歌を歌っていらっしゃるときは、はにかむ様子が見て取れるではないですか。

中村)あ、そうですか?

黒木)それが母性本能をくすぐるのですよね。

中村)意図的にやっているつもりはないのですが。基本的に人前で歌ったり演技をすることは、照れるけど、同時に好きですよね。そういう方多いですよね。照れ屋で、「え~」と言いながら、やると決めたら「じゃあ、やります」と、ちゃんとやる人は、アーティストや役者の方でも多い気がします。

黒木)私も見習ってはにかもう。

中村)でも、こればかりは正解がないじゃないですか。皆さんのキャラクターに合わせた色や形がきっと違うと思うので。

黒木)私がはにかんだら「芝居してる」と言われてしまうかも知れない。

中村)若いときに歌手デビューでもよかったですね。

黒木)悩んだのですよ。テレビ番組の「スター誕生」を観ながら、歌手になろうかなとか。でも、映画を観たら「女優になろうかな」と思ったのですね。

中村)詩も書いていますよね。それこそいろいろなことをやっているじゃないですか。

黒木)やらせていただいておりますので、羞恥心にかけているのだと思いますけれども。

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黒木)ビルボードライブ、去年(2021年)もおやりになって、今年もということです。「大人の男の人にグッとさせる歌が少ないのではないか」とおっしゃっていましたが、その辺りのことも選曲には加味されるのですか?

中村)ありますね。売れた曲にはバラードが多いのですよ。メロディーだけではなくて歌詞の世界が不変のテーマというか、いつの時代でも通用する歌が多いと思います。「人の心を温めるのにいい歌を持っているな」というのは、自負するところでもあります。

黒木)東日本大震災のあとに、ご出身でいらっしゃる宮城県行かれて「ふれあい」を歌われたときは、デビュー時に歌った気持ちではなく、また別の思いも湧き上がってきたとおっしゃっていました。

中村)あのシチュエーションで歌うと「エール」ですよね。「頑張ってよ」と。

黒木)そのときの自分の気持ち、そのときの環境や状況によって「ふれあい」の歌詞の意味も変わりますね。

中村)受け手の人の気持ちや状況によって、歌は変化します。歌にはそういう力があるのだなと、震災後、特に感じましたね。

中村雅俊

中村雅俊(なかむら・まさとし)/ 俳優・歌手
■1951年2月1日生まれ。宮城県女川町出身。
■1970年4月、慶應義塾大学経済学部に入学。
■1973年、大学在学中に文学座附属演劇研究所に入所。
■1974年4月、NTV「われら青春!」の主役に抜擢されデビュー。7月、挿入歌「ふれあい
」で歌手デビューし100万枚突破。
■今までに役者としてTV連続ドラマ主演34本。歌手としてもコンスタントに曲を発表し、
現在シングル55枚、アルバム41枚をリリース。デビューから毎年行う全国コンサートも
1500回を超える。
■加えてCMも味の素、Panasonic等、現在まで36本の広告数を数える。
■2022年4月28日からは 舞台「富士見町アパートメント2022」に出演。
■2022年6月には、大阪・横浜・東京「ビルボードライブ」出演を控える。

番組情報

ENEOSプレゼンツ あさナビ

毎週月曜〜金曜 6:43 - 6:49

番組HP

毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳

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