10月5日(水)~7日(金)まで東京ビックサイトにて開催された『第49回 国際福祉機器展』に出展したフランスベッド株式会社(以下、フランスベッド)のブースを、ニッポン放送・ひろたみゆ紀アナウンサーが取材。ブースに置かれた介護商品に触れ、その魅力を体験した。
『第49回 国際福祉機器展』では、約250の企業・団体が出展。フランスベッドでは、感染症対策を徹底しつつ利用者に体感してもらうことを重視し、主力の介護用電動ベッドや日常生活をサポートする福祉用具など、約13点のアイテムを展示した。
ひろたアナがブースを訪れると、そこにはフランスベッドの商品を体験しにやってきた多くの人々の姿が。ひろたアナは、今回フランスベッドのブースで商品説明を担当した、メディカル船橋営業所の宮原宏文氏に、出展の理由を尋ねた。
フランスベッドは、今回だけでなく、毎年『国際福祉機器展』に出展している。その理由について、宮原氏はこう語る。
「日々の生活にお困りになってらっしゃる方々から 実際のお悩みなどを直接お聞きできる場をいただきたく思い、出展しております。毎年ご来場された皆様から『フランスベッドが出展してくれてよかった』『実際にマルチポジションベッド(通称・マルポジ)に横になることができて感動した』などのお声を頂戴しております。皆様の生活をより良いものにできる商品を開発し続けるために、今後も出展させていただき、安心かつ安全な在宅生活をご提案し続けてまいります。」
今回、宮原氏より説明があった主力商品『離床支援 マルチポジションベッド』は、4つのポジションへと変形する介護用電動ベッド。
フランスベッドでは、近年の介護者不足や老老介護などの課題に対し、利用者の自立支援と介護者の労力軽減をはかる商品を開発。その中で、介護する側とされる側、そのどちらも安心安全に離床を支援するための、介護ベッドの開発に取り組んできた。
この商品のもっとも大きな特徴は、ボタン操作1つで、『寝姿勢』から、『リクライニング』、 『座位』、そして『立ち上がり』まで、4つのポジションで離床をサポートできる点にある。実際にひろたアナが操作してみると、簡単なリモコン操作だけで、4つポジションへの切り替え全てを行うことができた。
日本で唯一無二となる、『立ち上がり』までをサポートできる介護ベッド。介護が必要な人と1人で離床ができている人、そのどちらにも使われているそうで、「介護者の方々からは車いすなどに移乗させることが楽になったとのお声を頂戴し、お1人で離床できる方からも、マルポジを使うことで安心して立てるようになったとお声を頂戴しております。」と宮原氏は話した。
また、昨年発表された『マルチフィットてすり』についても、様々な形、素材、高さなどからセレクトできる手すりとして好評を得ている。
寝室、玄関、 お風呂場、トイレなどの場所を選ばず、 部品の組み合わせで、118パターンのてすりが工事不要で設置可能。高さや形を変更することで、身体状況に応じてマルチにフィットする手すりとなっており、安心安全な自立した生活をサポート。また、介護保険適用商品となっており、レンタルすることもできる。
実際に利用者の声を反映して作られたものだといい、ひろたアナも、その機能性や室内を傷つけない作りなどを目の当たりにし、「これを考えた人すごい!」と驚きの声を上げていた。
今後もフランスベッドは、こうした福祉用具に力を入れていくとのことで、宮原氏は「介護する方、介護される方はもとより、今の生活に不安がある全ての方がより良い生活を送っていただけるように、ご利用者やご家族様の声に耳を傾けながら、今までになかった福祉用具を皆様にお届けられるよう、開発に取り組んでまいります。」と熱い姿勢を見せた。
また、フランスベッドでは、以前よりSDGsを視野に入れた活動を行ってきている。最後にひろたアナが、SDGsへの考えについて宮原氏に尋ねると、「弊社は、福祉用具のレンタル事業こそが、まさにSDGsの『3 すべての人に健康と福祉を』『12 つくる責任つかう責任』などに合致していると考えております。今後も製品やサービスなどを通じて、社会に貢献する企業を目指してまいります。」と展望を語った。
常に利用者のニーズに応え、そして社会全体の役に立てるよう努力していきたいと語る宮原氏。今後も様々な商品開発に取り組んでいくフランスベッドに、期待が高まる。
<今回ご紹介の商品の詳細はこちらから>
・マルチポジションベッド
ブランドサイトURL:https://medical.francebed.co.jp/brand_site/multi_position/
・マルチフィットてすり
ブランドサイトURL:https://medical.francebed.co.jp/brand_site/multi_fit_handrail/