創立70年のノウハウから生まれた「モノが人に合わせる」という発想

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2025年には4人に1人が後期高齢者となり、超高齢化社会を迎えると予想されている日本において「介護」は最も大きなテーマのひとつ。時代の流れに沿って多様化される「介護商品」に注目が集まっています。

9月25日から9月27日まで東京ビックサイトで開催された「第 46 回 国際福祉機器展 H.C.R.2019」にブースに出展したフランスベッド株式会社の介護商品を、ニッポン放送ひろたみゆ紀アナウンサーが取材。商品を体験した生の声をお届けします。

創立70年のノウハウから生まれた「モノが人に合わせる」という発想

使う人のニーズに合わせた「マルチフィットシリーズ」

寝具だけではなく、福祉用具や医療機器など、幅広く商品展開しているフランスベッド。その中でも今回は、使う人のニーズに合わせることができる「マルチフィットシリーズ」に注目。

ひろたアナウンサーが体験したのは、今年発売された「マルチフィットベッド」と「マルチフィット車いす」。

創立70年のノウハウから生まれた「モノが人に合わせる」という発想

「マルチフィットベッド」は使う人の体格に合わせてボトムの長さを3段階に調節が可能となり、大腿長に合わせてひざ位置を調節できる「ひざ位置フィット機能」と合わせて体型にフィットします。身長148cmのひろたアナウンサーは、1番小さなショートサイズを体験し「膝の裏がぴったり合って、ものすごい楽!」と感動した様子。また、ダークブラウンやライトブラウンなど部屋のインテリアに合わせて選べるデザインにも触れ、「木目でおしゃれですよね!介護ベッドってわからない!」と絶賛。

この商品は、介護時に懸念される誤嚥(ごえん)リスクを軽減する効果のあるヘッドアップ機構に加え、身体を包み込むように両サイドが30度まで上がり、体幹を保持するサイドアップ機構も搭載されています。

ベッドに続いて、ひろたアナウンサーが体験したのは「マルチフィット車いす」。

創立70年のノウハウから生まれた「モノが人に合わせる」という発想

初めて車いすを体験したひろたアナウンサーは、「こんなに車いすって乗り心地がいいんですね!」と目を見張り「これだったらお外に出て行きたくなりますね。」と笑顔。さらに、自身で車いすを操作し「こんなに軽いんだ!操作も簡単!」驚きの声。

この車いすは、腰と肩の2つのバックサポートが回転する仕組みになっていることから、円背(背中が丸くなってしまっている状態)の方など、多くの利用者の身体にフィットするのが特徴。従来のものに比べ、シートのアンカー形状は前方へのズレを防止する効果もあるとのこと。

いずれの商品も、商品販売だけではなく、介護保険を適用したレンタルも可能。

創立70年のノウハウから生まれた「モノが人に合わせる」という発想

創立70年のノウハウを活かし開発を続ける

ひろたアナウンサーは商品体験後に、フランスベッド株式会社 生産開発本部 商品開発部 設計開発課 マネージャー 和久哲也氏にインタビューしました。

ひろた:在宅向けの福祉用具は長いこと研究されているんですか?

和久:創立70年を迎えていますので、今までのノウハウを活かしながら開発を進めています。

ひろた:実際に私もベッドを体験したんですけれど「マルチフィット」というのは「誰にでも合う」ということですよね。

和久:「誰にでも合わせられる」、「フィットさせられる」ということですね。

ひろた:私、身長が148cmしかないんですが、足の裏側や背中が自分の身体にすごくフィットしているなと思いました!

和久:ありがとうございます。

ひろた:どのようにこの発想が出てきたんですか?

和久:介護をされる方の労力を軽減させて、介護をされるご本人も腹部の圧迫などがなく快適にお使い頂きたいというところから考えられています。

ひろた:起き上がったときに、枕元の左右が「キューッ」と包んでくれるように上がるのがとっても心地よかったです!

和久:それと安心感も持てますし、身体のズレも防止できるので快適にお使い頂けると思います。

ひろた:ご本人も気持ちいいですし、介護される方も楽になるということですね。車いすに関してはいかがですか?

和久:腰の曲がっている方がフィットしないまま長期間使用を続けると褥瘡(じょくそう)になってしまうリスクもありますので、フィットさせることで身体の面圧を分散させてリスクを防ぐというのと、身体のズレを防ぐためにフィッティングを良くしてお使い頂ける商品です。

ひろた:どういうお気持ちで開発されているんですか?

和久:会場にいらして実際に体験されたお客様の声を大切にしています。

日本の技術をアジアへ

ひろた:これから日本は超高齢化社会でどんどん寝たきりの方などが多くなってくると思うんですが、そのときにこういったベッドや車いすがあったら安心して快適な生活ができますよね。

和久:そうですね。それだけにとどまらず、日本の介護医療は進んでいますので、アジア圏の方たちにも扱いやすいようにというところも踏まえて開発をしています。

ひろた:これからも、ぜひより良いものをたくさん作っていってください!どうもありがとうございました。

創立70年のノウハウから生まれた「モノが人に合わせる」という発想

介護する側、される側、双方の「想い」に寄り添い、日々新たな商品開発に臨むフランスベッド。今後の展開にも期待が集まります。

「マルチフィットシリーズ 」の詳細はこちら
https://medical.francebed.co.jp/brand_site/multi_fit/

ひろたアナウンサーは、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町」でも、体験取材の模様をレポートしました。この日の放送は、期間限定でradikoタイムフリーサービスで聴くことができます。

ニッポン放送「ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町」
放送日時:2019年9月29日(日)5時00分~6時59分
パーソナリティ:ひろたみゆ紀
番組HP:https://www.1242.com/radio/sunday/

番組情報

ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

毎週日曜 5:00 - 7:00

番組HP

日曜の朝はひろたみゆ紀がお送りしていきます。皆さんからは日曜日の「今日の予定」メッセージを募集しています。

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