人間ドラマの名手・山本おさむが紡ぐ、親と子の絆に迫る究極の人間臨終絵巻『父を焼く』の魅力

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11月13日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。代打パーソナリティとして登場したニッポン放送アナウンサーの前島花音が、吉田のおすすめする、山本おさむによる漫画『父を焼く』のポイント3つを代読した。

人間ドラマの名手・山本おさむが紡ぐ、親と子の絆に迫る究極の人間臨終絵巻『父を焼く』の魅力

番組内では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『父を焼く』をピックアップ。この作品は、人間ドラマの名手・山本おさむが紡ぐ、親と子の絆に迫る究極の人間臨終絵巻。55歳の三上義明は、23年前、突然孤独死した父のことを思い返していた。契約社員としてつましく生きる義明に振って降りた最初の大きな試練。父の葬儀を通して、義明の胸に様々な思いが去来する。

今回番組では、アイドルグループ・GEMS COMPANYの星菜日向夏と長谷みことをゲストに迎えて展開。前島が、吉田の思うおすすめポイント3つを代読した。

前島:おすすめポイントその1は「超大人の物語」。

人生の終わりが見えた50代。その先を行く親をどう送るかという、間違いなく悲しい物語。……なんだけど、悲しい物語にしか伝わらない、この物語にしか推せない心のツボがある。

星菜&長谷:うんうん。

前島:おすすめポイントその2は「すごい絵」。

このままお札の肖像画にしてもいいのではないかという重厚な絵で、大人が描かれています。この絵でしか伝わらないものがあるかなと思うんですけど。戦後の荒れた日本、そこを生き抜いた人が、最期の瞬間をどんな場所で迎えたか。1話の最後があまりにすごいので、勇気があったら見てみてください……とのことです。異常なほどのリアリティ。現場写真のように描き込まれている。なんなら、現場写真よりリアルかもしれない。

星菜&長谷:(実際に見て)あ~……。

前島:おすすめポイントその3は「奥さんがすごい」。

最後の最後まで何も言わずに付き合ってくれる奥さんが、とんでもない人です。この人がクローズアップされてないけど、すごく大切であったということが文脈で分かる。この伝え方も実に大人。

『父を焼く』は先日コミックスが発売され、第1話は公式サイトで読むことが可能。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。

番組情報

ミューコミVR

毎週日曜日 23:30 - 24:30

番組HP

ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那(ZOC)、末吉9太郎(CUBERS)を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!

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