可愛い絵柄で描かれた見たこともないような歴史ドラマ『天幕のジャードゥーガル』の魅力

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10月30日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、トマトスープによる作品『天幕のジャードゥーガル』のおすすめポイント3つを紹介した。

可愛い絵柄で描かれた見たこともないような歴史ドラマ『天幕のジャードゥーガル』の魅力

番組内では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『天幕のジャードゥーガル』をピックアップ。今回吉田は、バーチャルライバーの甲斐田晴をゲストに迎え、この漫画のおすすめポイント3つを解説した。

吉田:おすすめポイントその1は「今まで日本の作品ではほぼ見たことのない歴史ドラマ」。

テーマが、13世紀。地上最強の大帝国・モンゴル帝国って聞いたことありますよね?モンゴル帝国って、本当に世界中を征服してるんですが、イランにいた人たちがモンゴル帝国に支配されちゃったことがあるんですよ。その、イラン出身の女性・ファーティマの物語。このファーティマって人は奴隷なんだけど、元々イランでも奴隷なんですよ。だけど、あまりにも頭が良かったので、すごい勉強とかさせてもらってて。その人が、今度、モンゴル帝国に捕まっちゃうわけですよ。でも、その頃のイランって、世界最高レベルの医療技術とか科学知識を持ってるんですよ。その知恵と知識をもって、自分の才能を発揮できる世界を求めていたので、モンゴル帝国に入り込んで、そこからどんどん自分の地位を築いていくという。こんなストーリー見たことないでしょ?

甲斐田:アツい!いいなぁ~!

吉田:おすすめポイントその2は「可愛い絵柄で大人のストーリー」。

二頭身と言ってもいいような、ポップなキャラクターなんですけど、これで当時のイランの人たちというのを表現するために、意外に髪型とかを細かく演出していて。実はこれを描いてる方が、トマトスープさんっていう方なんですけど、実はこの方の前の作品『ダンピアのおいしい冒険』がめちゃくちゃ面白くて。これは何を描いてるかというと、当時イギリス人の学者のダンピアっていうのがいて、その人はあまりにも世界のことを知りたすぎて、わざわざ海賊船に乗り込んで、南米大陸とかを旅した人なんですよ。っていう人たちの漫画と同じ絵柄なのに、細かいところがちゃんと描き分けられてる。この可愛い絵柄で、ただ当時のモンゴル帝国です。

甲斐田:全然征服するってことですもんね……。

吉田:おすすめポイントその3は「アッと驚くとんちストーリー」。

例えば、ファーティマは初め「知恵なんてなくてもいいじゃん」みたいなことを、周りの人に言ってるんですよ。だけど、ファーティマの務めていた家に、秀才のお坊ちゃんがいるんですよ。そのお坊ちゃんが、知恵っていうのがどれだけ大切なのかを、喋って教えるんじゃなくて、実験して教えるんですよ。その方法がカッコ良くて、でっかい金盥を、家の上から落とすんですよ。すごい音がするじゃないですか。そしたら「何だ何だ?敵が攻めてきたのか?」みたいな感じで、家中の人が出てきちゃったんだけど。ファーティマはそれを見てるから、「金盥が落ちただけじゃん。何でこんなことやったの?」って言ったら、その坊っちゃんが言うことは「知るっていうのは、そういうことじゃないから」みたいな。そういうところから始まる、超大河ドラマ。

『天幕のジャードゥーガル』の魅力的な要素3つを語った吉田。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。

番組情報

ミューコミVR

毎週日曜日 23:30 - 24:30

番組HP

ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那(ZOC)、末吉9太郎(CUBERS)を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!

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