シビれる脚本と銃の知識が詰まった“おっさん”のカッコ良さが分かる作品『ゴルゴ13スピンオフシリーズ1銃器職人(ガンスミス)・デイブ』の魅力

By -  公開:  更新:

10月2日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、故さいとう・たかをによる『ゴルゴ13』シリーズのスピンオフ作品『ゴルゴ13スピンオフシリーズ1銃器職人(ガンスミス)・デイブ』のおすすめポイント3つを紹介した。

シビれる脚本と銃の知識が詰まった“おっさん”のカッコ良さが分かる作品『ゴルゴ13スピンオフシリーズ1銃器職人(ガンスミス)・デイブ』の魅力

番組内では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『ゴルゴ13スピンオフシリーズ1銃器職人・デイブ』をピックアップ。この作品は、『ゴルゴ13』シリーズ初となるスピンオフ作品で、銃器職人であるデイブを主人公とした作品になっている。

今回吉田は、VR捜査ゲーム『ディスクロニア』の総合プロデューサー・岸上健人をゲストに迎え、この漫画のおすすめポイント3つを解説した。

吉田:おすすめポイントその1は「これぞ脚本」。

物語に一番初めに出てきた要素って、最後まで、それが出てきた意味があるように脚本が書かれているべきだという、約束みたいなのがあるんですけど。この作品、普通に読み始めるわけですよ。今回は、この企業とこの企業が揉めてるんだと。この企業が揉めているがゆえに、ゴルゴが雇われたらしいぞ、と。ゴルゴが雇われたということは、絶対無理な射撃を求められたりするわけですよ。そこで、じゃあそのために必要な武器を作ろうってことで出てくるのが、デイブなんですよ。そして、デイブが一番初めに、ニューヨークで蒸気で温まって「くそ~寒いな~」とか言ってたコマが、最後に意味を持ったりするんですよ。カッコいい!みたいになって、毎話終わっていくんです。これが無駄に引っ張っていなくて、どこからでも読めるようになっているっていう、“『ゴルゴ13』イズム”は、この作品の中でもバリバリ生きているという。

岸上:へぇ~!

吉田:おすすめポイントその2は「銃器の知識がハンパない」。

日本にいると、なかなか銃に触れることもないじゃないですか。だから、イメージとしては、どんな人が撃ったら当たるのか?みたいなのって、適当な想像でしかなかったんですよ。例えば、ちょっとでも水を飲みすぎると手先の感覚が変わっちゃうみたいなことを、デイブでは作中でやっています。「温度と湿度が違ったら、それだけで飛ぶ軌道が変わるからね」みたいなことを言ってて、その軌道を何とかするために「この状態じゃダメだよ」っていう話を調整して、デイブ側だったがゆえにゴルゴが勝てたりとかするんですよ。

岸上:はいはいはいはい!

吉田:おすすめポイントその3は「登場人物99%おっさん」。

ほぼほぼおっさんしか出てこなくて。デイブも、めちゃ高級なハッカーみたいなのを想像している人がいるかもしれないですけど、基本的にはメガネの渋い顔のおっさんです(笑)自分ではほぼ戦わないです。最終的にゴルゴに(銃を)卸すだけなんですけど、でもゴルゴの仕事は、この人がいなければ成り立たないという。おっさんって、世の中虐げられがちなところあると思うんですけど、「おっさんカッコいい」って思う。

漫画『ゴルゴ13スピンオフシリーズ1銃器職人・デイブ』は、先日コミックスが発売されたばかり。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。

番組情報

ミューコミVR

毎週日曜日 23:30 - 24:30

番組HP

ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!

Page top