ラムちゃんは最初レギュラーじゃなかった?10月より新アニメもスタートの天才短編漫画『うる星やつら』の魅力

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10月16日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、高橋留美子による作品『うる星やつら』のおすすめポイント3つを紹介した。

番組内では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『うる星やつら』をピックアップ。この作品は、言わずと知れた人気ヒロイン“ラムちゃん”が生み出された、ラブコメ漫画の金字塔である。

今回吉田は、ロックバンド・UNISON SQUARE GARDENの田淵智也をゲストに迎え、この漫画のおすすめポイント3つを解説した

吉田:おすすめポイントその1は「ラムちゃんは最初、レギュラーじゃなかった」。

びっくりでしょ?超歴史に残るメインヒロインだと思うじゃないですか。1話はもちろん、ラムちゃん出てきてるんです。2話……出てこない。連載漫画って、人気が出たキャラクターとかを、メインに据えていったりするじゃないですか。1話のときは、超いっぱいキャラクターが出てくるドタバタを想定してたと思うんですけど、そのドタバタキャラの1つがラムちゃんだったの。だけど、描いてくうちにどんどん魅力的になってきたから、じゃあ……って言って、歴史上なかなか比べるもののないヒロインになっていったんですけど。

田淵:当時の編集者の方のセンスすごいですよね。これが売れてるから、こっちにいきましょうっていう。最初に大枠を決めすぎてないというか。描いていくにつれて、ストーリーをどんどん面白い方向に持っていきましょうよ、みたいな感じで作ってるんでしょうね。

吉田:おすすめポイントその2は「短編ギャグの天才」。

『うる星やつら』って34巻あって。34巻もあると、大体この長編系の漫画って、長いストーリーが多いんです。(スポーツ漫画なら)高校3年生の夏の試合を、15巻かけてやってますとか。巻数の多い漫画は、そういうパターンが多いんだけど。この『うる星やつら』がすごいのは、続きものもあるにはあるんだけど、基本、1話完結のギャグなのよ。これは驚異だよ。だから、実は『うる星やつら』って、1巻から読まなくても面白い漫画なんですよ。どこから読んでも面白いんです。これは多分(発売された)時代もあるんでしょうね。1巻から手に入れられるような、通販とかもないから。本屋さんで4巻が飛んでるけど、「いいや、6巻から読もう」みたいな。それでも面白いから人気が爆発したわけですよ。

田淵:なるほどね。

吉田:おすすめポイントその3は「『高橋留美子傑作短編集』に全てがある」。

高橋留美子先生は、『うる星やつら』の前に、短編から世の中に見出されるわけですよ。小学館の賞とかとって。それで、実はですね。『高橋留美子傑作短編集』に『勝手なやつら』って漫画が出てきます。これで賞とってるんですよ。この『勝手なやつら』と『うる星やつら』が、微妙に似てる。この短編集の何がすごいかというと、昔の農民とかが現代に引っ越してきちゃう話とか、世界が繋がっちゃう話とか出てくるんですけど、これって『犬夜叉』だよね?ほかにも、貧乏神が出てきちゃう話とかあるんですけど、これって『境界のRINNE』なんですよ。多分、高橋留美子先生って、一番初めのアイデアで、まだ描き尽くせてないんですよ。自分で面白いと思ったものを、さらに面白くしていく力がすごすぎて、改めて震えますね。

『うる星やつら』は、小学館創業100周年記念で、2022年10月よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにてアニメ放送が開始。また、それに伴い、超レアなSSC初版を完全再現したコミックス34巻が、特製BOXに入って約40年ぶりに復活。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。

番組情報

ミューコミVR

毎週日曜日 23:30 - 24:30

番組HP

ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那(ZOC)、末吉9太郎(CUBERS)を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!

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