W杯 日本がスペインに勝ったのは「戦い方の共通認識」を持てたから

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スポーツライターの飯尾篤史氏が12月2日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。現地・カタールから12月2日(日本時間)に行われたサッカーワールドカップの日本対スペイン戦の模様を語った。

【サッカーカタールW杯2022 日本代表対スペイン代表】試合に勝利し、喜び合う日本イレブン=2022年12月1日 ハリファ国際競技場 写真提供:産経新聞社

後半、堂安のゴールで一気に雰囲気が変わる

飯田)勝ったぞ、日本!

新行市佳アナウンサー)勝ったぞー!

飯田)サッカーワールドカップカタール大会、日本がスペインを2対1で下し、日本は1位通過になりました。

飯尾)前半はどうなることかと思いましたけれど、プラン通り、後半に勝負したことがはまりました。

飯田)後半で雰囲気は変わりましたか?

飯尾)もちろん堂安のゴールが入った影響もあるのですが、変わりましたね。

飯田)1点目。

飯尾)堂安を入れたところから、もう既に攻撃のスイッチを入れていたので、前から行くことははっきりしていましたよね。それが上手くはまりました。

前半のポゼッションは8割がスペイン ~「我慢の時間」が続いた日本

飯田)ドイツとの試合と同じように、前半と後半で違う試合を見ているような感じでしたけれども、これも森保監督のプラン通りなのですか?

飯尾)そうだと思います。前半、スペインもコンディションがよく、ボールを握られると、あまり前から来て離されても苦しい展開になります。本来は0対0で前半を終わりたかったのでしょうが、先制されてしまいました。

飯田)そうですね。

飯尾)向こうが少し落ちてくる、あるいは多少油断も入ってくる「後半に勝負」というのは、ドイツ戦と同じような形になりますね。

飯田)前半のポゼッションは8割をスペインが取っていました。「ここは我慢だ」という意識が、選手みんなに浸透していたわけですか?

飯尾)そういう状況になることはわかっていたと思います。

コスタリカ戦で負けてもポジティブな会話をしていた選手たち

飯田)ドイツ戦で「行けるぞ」となって、コスタリカ戦を落とした。気持ちの立て直しは大変だっただろうと思いますが、いかがですか?

飯尾)大変だったと思うのですが、ドイツに勝ったことで、第3戦までグループステージ突破の可能性が残っていたのです。可能性を残せたのはドイツに勝ったからであり、かなり言い聞かせるところもあったと思うのですけれど、選手たちはポジティブな話をしていましたね。

新行)「いままでやってきたことは間違っていない」という確信があったのでしょうか?

飯尾)そうですね。チームの雰囲気もいいので、一丸となって戦えているのが大きいと思います。

日本による「スペインとの戦い方」を選手みんなが認識していた

飯田)スペイン戦の前、選手の間でのディスカッションがかなり上手くできていたのですか?

飯尾)ディスカッションは毎試合行っています。今回に関しても、その結果、うまくポイントを絞れたのでしょうね。チーム内の戦い方、プレスのかけ方、そういうものの共通認識をチームのなかで持てたのだと思います。

前半を1失点で切り抜けられたことが大きかった

飯田)コスタリカ戦のあと、飯尾さんにお話を伺ったときに、「ほんの一瞬のほころびで1点を取られた」とおっしゃっていました。今回も危ないシーンはあったのですか?

飯尾)特に前半は危ないシーンだらけだったと思いますが、粘り強く体を張って、何とか「1失点で前半を切り抜けられた」ということも大きかったと思います。

飯田)我々は1位通過するなんて思ってもみなかったのですが、皆さんはそうは思っていない、「1位でも通過できる」と思っていたのでしょうか?

飯尾)他チームのこともあるので、そこは何とも言えません。もちろんドイツを下したときは1位の可能性も出てきたなと思いましたし、コスタリカに負けたときは、「もう2位でもいいから抜けられれば」というような状況でしたからね。

クロアチア戦では攻める時間を増やすべき

飯田)この先の決勝トーナメントにおける日本の戦い方、展望を教えてください。

飯尾)次の相手はクロアチアですので、また苦しいゲームになると思います。しかし、多少なりともドイツやスペインより落ちるので、もう少しボールを握る時間、攻める時間を増やさなければいけません。

飯田)クロアチア戦では。

飯尾)とにかくいま3試合戦って消耗しているので、ドイツやスペインと同じような戦い方ではなく、今度は主導権を握るようなゲームができればいいと思います。

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