1月15日(日)、スポーツライター金子達仁がメインパーソナリティを務めるラジオ番組「The Deep」(ニッポン放送・毎週日曜20時~20時20分)が放送。北海道日本ハムファイターズ 2022年パ・リーグ首位打者 松本剛選手が出演。一軍に昇格した当時の心境を振り返った。
一流アスリートたちをゲストに迎え、スポーツの面白さや、アスリートの心の奥底にある想いを届けていく番組、「The Deep」。松本は、2011年ドラフト2位で、北海道日本ハムファイターズに入団。6年目の2017年シーズン序盤に一軍に昇格し、ライトのレギュラーに定着。2022年、自身初となる首位打者のタイトルを獲得した。今回番組では、6年目にして一軍に昇格したことについて「運が良かった」と言い、知られざる秘話を明かした。
金子:今から振り返って、6年目のブレイク。要因は?
松本:運ですね。
金子:運?(笑)
松本:運なんです、本当に!
金子:大事。
松本:運も実力って言葉をよく聞いて、「いや、そんなことないだろう!」って思っていた自分もいたんですけど。運って大事だなっていうのは感じます。
金子:覚えていらっしゃる幸運の象徴的な出来事はありますか?
松本:幸運っていったらどうかと思うんですけど、その年にチームでけが人が出たんです。僕もその時、ファーム(二軍)にいて、けがをしていたんですよ。「運が悪いな」と思っていたんですけど。けが人が、1人2人とかのレベルじゃなくて……。けがで外れる、そして代わりの選手が活躍できない。というのが2、3人続いたんですよ。で、僕もけがをしていたんですけど、チャンスが回ってきたんです。
金子:巡り合わせですね。
松本:逆に、そこにいた選手が活躍していたら、そのままバンっていっていた可能性はもちろんありますし。でも、その選手がうまく結果を残せなかったので。そしたら順番が回ってきて、出た試合で僕が打てた。
金子:何戦か覚えていますか?
松本:西武(埼玉西武ライオンズ)戦ですね。その時、2安打したんですけど、(一軍に)昇格した日に「スタメンで行くぞ」って栗山監督に言われて。で、2安打した試合があるんですけど、その時、打つ方に関しては自信がつきはじめた頃だったので。「出たら行けるぞ!」というのは自分の中でありました。それが結果として現れたのは大きかったのかなと思います。
松本の近くの席で観戦がしたいというリスナーから、「どこを守りたいですか?」と聞かれた松本。「センターですね。」と答え、その後観客席についても話が及び、北海道日本ハムファイターズの新球場への期待を語る場面もあった。パ・リーグ首位打者に輝いた松本に対し、金子は、「トップへ行く道筋は、僕が今まで思い描いていたものだけじゃなくて、もっと色んなルートがあるんだなと改めて教えられた気がします。」と言い、感慨深げな様子だった。
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番組情報
スポーツライターとして幅広く活躍する金子達仁が一流アスリートたちをゲストに迎え、“心の奥底にある想い”を聴くラジオ番組です。アスリートたちの対談を通し、ここでしか聴く事のできない“Deep”な想いと知られざるエピソードに迫っていきます。
また、オンエアでは聴く事ができなかった部分をディレクターズカット版としてPodcastコンテンツとして配信していきます。