辛坊治郎が1月17日（火）、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』に出演。大阪湾の淀川河口付近に迷い込み、13日に死んでいるのが確認されたマッコウクジラの「淀ちゃん」について、松井一郎大阪市長へ骨格標本にできないか直提案したことを明かした。について語った。

＜大阪・淀川の迷いクジラ「淀ちゃん」 死骸の処理作業始まる＞淀川の岸辺から曳航されるクジラの死骸　＝2023年01月18日午前、大阪市此花区　写真提供：産経新聞社

『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』月～木曜日　15時30分～17時30分　生放送

今月9日、体長約15mのマッコウクジラが大阪湾の淀川河口付近の浅瀬に迷い込んでいるのが発見され、13日に衰弱して死んでいるのが確認された。その後、死骸が川を1km近く遡って漂流。港湾を管理する大阪市が対処方法の検討を進め、17日に松井一郎大阪市長が大阪湾の沖合に運んで沈める方針を示した。

この決定について辛坊は、メディアに携わる者と行政のトップという関係ではなく「あくまでもプライベートで、友達として」メールを松井市長ではなく“松井さん”に送ったという。その内容は「クラウドファンディングでお金でも集めて、骨格標本にして海遊館に展示でもしたらどうや?」というもの。これに、松井市長ではなく“ただの松井のおっちゃん”からは「すでに腐敗が始まっていて、近隣住民に迷惑がかかる状況になっていて、臭いも結構すごいことになっているので、一番迷惑をかけずに済む、沖合に運んでいって沈めちゃう」と、まじめな返事があったことを明かした。

辛坊は、水族館などの目玉の展示物として骨格標本にできないことを「もったいないと思う」としながらも、腐敗が進み体内に溜まったガスでいつ破裂するかわからない死体を、一刻も早く市民が住む場所から遠ざけるという行政の長としての判断に理解を示した。