20年間、安倍晋三元総理を取材し続けたジャーナリストの岩田明子氏が2月15日(水)、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』に民放初登場。安倍元総理銃撃のニュースを聞いたときの衝撃、そして激務が安倍氏に与えた影響について語った。
『飯田浩司のOK! Cozy up!』月曜日~金曜日 6時~8時生放送
2002年から当時官房副長官だった安倍晋三元総理の番記者を担当し、20年にわたって非常に近しい関係だったジャーナリストの岩田明子氏が民放番組に初出演し、安倍元総理の素顔を語った。亡くなる前日にも電話で会話をしていた岩田氏は、銃撃された当日のことについて、「あの日から時が止まっているというのが率直な印象」と振り返った。
「これまで安倍元総理が強運だという場面をたくさん見てきた。象徴的だったのはモンゴルでの出来事。8割から9割雨が降る場所で大統領と星を見に行くことになり、天気予報も雨だったのにも関わらず、車列が着いたとたん雲が切れて雨が上がり、満天の星が広がった。また、梅雨に行われた伊勢志摩サミットが晴れ、オバマ大統領やメルケル首相は大喜びしていた。最高権力者は運を引き連れていくというシーンを何度も見た。だから撃たれたと聞いても、『大丈夫』『ひどい目に遭った』と後で電話がかかってくるに違いないと信じた。しかし、何度本人の携帯を鳴らしても、返信がなかった」と語った。
「体を蝕む激務といかに戦ってきたか」
また現在売り切れの書店が続出している話題の本『安倍晋三 回顧録』について、岩田氏は「かなり踏み込んだオーラルインタビューが行われたことは周知の事実」としたうえで、自身が知る総理大臣の激務について明かした。「日常的にSPが大勢付き行動に制約があるうえに、総理の間はもっと拘束される。よって眠れないこともあり、同じ悩みを抱える私とはよく睡眠の話になった。安倍さんは”睡眠薬をきのうは何粒飲んだ“と報告するのが常だったが、総理を辞めたあとは”睡眠薬なしの日が2カ月くらい続いたよ“と胸を張っていた。それくらいストレスが多かった」という。
また、「安倍氏がよく悩んでいたのは、予算委員会中に答弁している夢。これは眠れていないということを示し、そうなると腸に炎症が広がる」とも語った。そして安倍氏は第一次内閣の時の失敗を繰り返さないように、オンとオフを切り替えることを意識していたという。その具体策について岩田氏は、「『週末は富ヶ谷の自宅に帰る』『まとまった休みにはゴルフに行く』『好きな焼き肉を食べて大いに笑う』といった方法で、オンとオフを分けていた。それが出来ない私に安倍さんは『そういうのはよくないよ』と注意してくれた。安倍さんはこうした積極的休養を大切にしていた」と明かした。
■番組タイトル:ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』
~番組はもとより、国内外のPodcastリスナーからもトップクラスの支持を得ている本格派のニュース情報ラジオ番組
■放送日時:毎週月曜~金曜 午前6時~8時 生放送
■パーソナリティ:飯田浩司 (ニッポン放送アナウンサー)新行市佳 (ニッポン放送アナウンサー)
■番組メールアドレス:cozy@1242.com
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