辛坊治郎が4月20日(木)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。日本の“縦割り行政”が招く入国時の煩雑な審査や検査について、「面倒くさい国」と揶揄。本来のDX=デジタルトランスフォーメーションからも程遠いと指摘した。
『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』月~木曜日 15時30分~17時30分 生放送
放送では、日本政府観光局(JNTO)が公表した、先月の訪日外客数推計値を紹介。2019年の同月と比べて、34.2%減の181万7500人が日本を訪れ、コロナ後に外国人の個人旅行受け入れが再開された昨年10月以降、最多記録を更新したというニュースを取り上げた。
これに関連して、今年すでに4カ国以上の国に渡航し、日本入国を経験している辛坊は「入国の審査は、日本人は自動化ゲートでパスポートを機械に提示して、顔写真を撮るとゲートが開いて、日本人はスッと入ってこれる」一方で、「外国人は、人のいる入国審査のところに並ばないといけないが、もう大行列」と言及。そのうえ、新型コロナウイルスの感染症法上の扱いに呼応して、5類に引き下げられる来月8日までは、訪日する外国人に3回以上のワクチン接種証明か、出国前72時間以内のPCR検査陰性証明の提出を求めており、「世界中、こんなことやっている国はない」と憤慨。「海外で3回接種している国は極めて少ない」とも語った。
続けて、「まず入国審査で大行列。そのうえ、ちょっと前は紙一枚書いて出せばよかった入国時の税関検査が、いまDX=デジタルトランスフォーメーションでデジタル化という名のもとに、余計煩雑になっている」と指摘。現在、入国時の税関検査は、これまで紙で回答していた質問にWEB上で答えると表示されるバーコードとパスポートを、入国審査用とは別の機械にかざして、顔写真も撮影することになっている。これに辛坊は「なんの意味があるんだ」と疑問を呈し、もし自身が外国人観光客なら「なんちゅう途上国だ。こんな面倒くさい国」と思うと語った。
そのうえで、「デジタル化というのは、手間を省くためにやるもの。余計、手間増やしてどうするんだよ」と語り、「入国審査は法務省、税関検査は財務省、検疫は厚生労働省、あるいは植物検疫は農林水産省。全部、縦割りでそれぞれがシステム構築するんで、何重にもカネはかかるわ、面倒くさいわ……」と呆れた。
■番組タイトル:ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』
■放送日時:毎週 月~木曜日 15時30分~17時30分
■パーソナリティ:辛坊治郎
■アシスタント:増山さやかアナウンサー(月~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)
■Twitter:@zoom1242
■ハッシュタグ:#辛坊治郎ズーム
■メールアドレス:zoom@1242.com
■番組HP:https://www.1242.com/zoom/
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)